閑話その10朱莉くんの変化は私にとって顕著だった。オカルト好きカップルがいるというのは、学校中で噂になっていたこともあり、記事にするために張り込んだこともある。だからこそ分かる。朱莉くんの魔法は死者をも蘇らせることが出来る。愛というものは人を生かすも殺す出来ることは理解していたが、魔法にここまで影響があるとは興味深いね。それに朱莉くんは風香くんに好き・愛しているという言葉をあまり使わなかった。そのため考えられることといえばそれまでに何か重大な事件があったことだ。そこで私は千佳と協力し、徹底的に調べた。事実は小説よりも奇なりとはまさにこのことかと呟きたくなるほどの出来事だった。朱莉くんは風香くんと別れた後、恋愛に関する本を買いに行っている最中人型の魔物と遭遇し会話した後殺された。変わり果てた姿となった朱莉くんは二十秒ほど時間が経った後完全回復し魔物を消し炭にした。何かを確認する動作の後、決意した表情をした。私は何を確認したのかと決意を知るため紙に記し、知ってしまった。朱莉くんには残機があり、風香くんだけを普通の生活に戻すために動くと。風香くんはこの事を知らないのは明白だ。知っていれば必ず止めるはずだからだ。私自身としてはクラスメイトには死んでほしくないと考えている。魔葬少女になっているのだから堕ちるのも確実なのは明白なのだから、私にはやる事がある。風香くんから情報は有益な物ばかりで荒川咎を止めれば、二人を助ける事が出来る可能性が出てくる。私の記す魔法は完璧ではない、出来ないことも存在する。だとしても朱莉くんの残機を増やすことなら可能だ。能力の代用という形ですれば私も一時的にだが他人の能力を使える。そのため朱莉くんの残機を増やすことも可能だ。現在の風香くんに言えば快く承諾してくれるだろう。だが、私の聞き方が悪く風香くんは何も記さなくても良いと返されてしまった。風香くんが荒川咎の娘という点は利用価値はあるが、友達を自らの目的のために利用することは心に反する行為極力控えたい。正式に近づくほど感情に飲み込まれやすくなるか、私にも近い将来たどり着く領域であり超えなければならない壁になる。己自身に打ち勝つこと事ほど難しいことはない。私自身出来る自身はないが、曽祖母の願いを叶えることが家族の、私の願い。そのために魔葬少女
Terakhir Diperbarui : 2026-08-29 Baca selengkapnya