Semua Bab 僕のお母さんは△▽女優: Bab 161 - Bab 170

310 Bab

学校のマドンナはおとこの娘 11話

目が覚めると、人の気配を感じた。普段ならびっくりするのだが、風邪のせいでそんな気力も内容だった。「あ、起きたね。」「おはよう、直輝くん。」目が覚めると2人の美少女が目の前にいるではありませんか。そう、舞衣と渚が俺の部屋にいるのだ。あ、違う違う…渚は男だった。「2人とも…来てたんだ。」「もう〜びっくりしたよ、突然学校休むんだもん。それでお見舞いに行こうと思ったら佐倉さんも行くって言ってくれたから二人で行くことになったんだ。」そうか、てっきり2人は犬猿の仲になりかねないかと思ったけど仲良さそうでよかった。「いや〜、まさか昨日の直輝くんをさらにイケメンにしてくれたのが渚さんだと知ったら仲良くするしかないじゃないの!」「あはは、まああれくらいなら朝飯前だよ。」どうやら利害関係は存在してたみたいだった。「お腹すいてる?良かったらリンゴ切ってあげようか。」渚がコンビニ袋からリンゴを見せる。ああ、なんて良い奴なんだろう。見るからに美味しそうでお腹がつい鳴ってしまうほどだった。「じゃあ、頼むわ。キッチンにある包丁とまな板…好きに使ってくれていいから。」「うん、じゃあ切ってくるね。」渚は立ち上がり、リンゴを切りに行く。対する舞衣はただ一点に俺を心配そうにみていた。「どう?直輝くん…風邪の方は…。」舞衣が俺のおでこを触る。いや、触りたいだけでしょ。「うん、熱はそこまで酷くないわね。でも汗かいてるわ。汗拭いてあげようか?」凄い…なんというか、今日会えなくて寂しくてたまらなかったのか距離の詰め方が少しおかしかった。とはいえ、俺もひとりでは出来なさそうだったので汗を拭ってもらうことにした。舞衣の前で半裸になり、背を向けるとひんやりと湿ったタオルで体を拭ってくれる。少しだけだけど体がさっぱりしたのを感じた。「次は前だね。」「い…いや…恥ずかしいからいいよ。」「いいからいいから!」舞衣と向き合うと体を拭き上げられる。背中よりも羞恥心を感じて恥ずかしさのあまりに頭から火を噴き出しそうになった。「って…意外と手馴れてるんだな。」「まあね〜、一応看護師志望してるからオープンキャンパスとかの実習とかでこういうのやったりするのよ。」「へぇー、看護師ってこういったお世話もやるんだな。」てっきり、手術の時に先生をサポートするとかそんな
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-22
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学校のマドンナはおとこの娘 12話

翌日、俺たち3人は土曜日ということで渚の最寄り駅に集まった。渚の最寄りは二子玉川駅だった。ここは駅の開発が進んでおり、大きな商業施設であったり、オシャレな庭園や映画館まで搭載してある以下にも高級住宅街の中心であるようなところだった。「すげーな…こんなところに住んでるんだな。」「いいな〜、少し都会の喧騒から離れた感じ……。でも程よく栄えてるし、庭とかあって綺麗ね。」「うん!とは言っても少し歩くと落ち着いた住宅街ばっかだけどね。」駅周辺には大きな河川敷があったり、高級志向の某デパートもある。こんなところに住んでるなんて、渚の家はさぞ金持ちなのだろう。だから気品のあるお嬢様のような立ち振る舞いができるのかもしれない、男だけど。さて、本題だ。今日は渚と母親が面と向かって話をするのだ。内容はシンプル、渚の性自認は男だということ。これ以上の干渉は金輪際やめて頂きたいということ。これだけなのに渚はとても重いことを言うように少しだけ居心地が悪そうだった。「……こわいか。」「うん、流石直輝くんだね。母さんは本当に怖いんだ。ヒステリック起こすし、選択を間違えれば去勢される。」渚が母親と関わる度に冷や汗をかいていた、きっと逆らえないのだろう。でも、渚は変わりたいと考えている。きちんと自立して、男として今後の人生を歩みたいと思ってるのだ。「大丈夫よ、もしなんかあったらサポートする!私たち…友達だもの!」「舞衣さんまで……ありがとう。もし、僕がパニックになったら助けて欲しい。」「当たり前だ、力になるよ。」俺たちは渚の家へと向かった。渚の家は俺の家に近いような一軒家だった。車も1台停めてあるので、本当にお金があるようだった。「入って、どうぞ。」家を入ると、少しどよめいてるような湿気のようなものを感じる。一見、一般的な家庭に見えるけど妙にブランド品もあったりして、金持ちなのか見栄っ張りな母親の性格が垣間見えるようだった。リビングに入ると、男性がいた。少し疲れたような顔をしていて、もみあげにはほんのりと白髪が生えている男性だ。心なしか覇気を感じられない顔立ちをしていた。「ただいま、父さん。」「ああ…渚、おかえり。珍しいね……2人は友達かい?」「はい、天野直輝といいます。」「私は佐倉舞衣っていいます。」俺たちがお辞儀をすると渚の
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-22
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学校のマドンナはおとこの娘 13話

渚の母親は、スーツを身にまとい以下にもキャリアウーマンという見た目だった。目鼻もキリッとしていて、カワイイ系だった渚とは相反して一貫して綺麗系である。飯田に見せたら興奮しそうなくらいの美人であった。ただ、顔全体は透き通るほどの美人なのに眉間だけはものすごくシワがよっていて俺も圧倒しそうなほどの覇気があった。そして、ゴミを見るような目で父親を見ていた。「何してるの……?渚に変なことさせないでよ。」「ち…違うんだ彩子……渚との触れ合いというやつで。」パァン…乾いた平手打ちが父親の方を赤く染めていた。やば、手が出ちゃう系の母親…ってコト?「2度は言わせないで。」「す…すみません。」温厚な父親をたったの5秒で分からせてしまった。渚の顔は見えなかったけど、少しだけ震えてるのがわかった。俺もこの場から逃げたくなるほどの威圧感だった。「そちらはお友達?」「そ…そうだよ、学校で仲良くなったんだ。」「へぇ〜。」すると、コツ…コツ…とヒールの音を立てながら早歩きでこちらに近づく、俺は舞衣より1歩出て彼女を守るように前に出た。そして、まるでキスするような距離まで彼女の顔がドアップにされる。いや、怖いって…暴力団並にメンチ切られてるんだけど。「いらっしゃい、渚には変なこと吹き込まないでね。」凄い、最低限の礼儀はするけど言いたいことははっきり言うんだな。俺の母ちゃんとはまるで真逆の性格だ。まるで全てが自分の管理下でないと気がすまないように。でもこの人なりにこの家庭を守ってきた証拠でもある。やり方が独裁政治なだけで。「じゃあ、ご飯にするわよ。渚…ご飯作りなさい。」そう言って、この場を後にしようと母親は去っていった。なんという威厳だ、ほんの少ししか喋ってないのに空気を我がものにしている。これは渚が怯えるべきだ。しかし、渚は震えながら拳を強く握っていた。「母さん!!」コツ…とハイヒールの音が止まる。どうやら母さんと呼ばれるのが気に入らないみたいだった。「あなた…私のことはママと呼ぶように教えたはずだけど?」母親のおでこに青筋が立っていた。こ…こええ…鬼の形相って言葉があるけどまさにこの顔なのだと実感した。「母さん!ボクは……ボクはやっぱり男でいたいんだ!だから……。」すると、渚の顔に拳が出される。そして、口の中を切っ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-22
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メイド長と優男シェフの慰安旅行 1話

私は神宮寺ことね。今はレンタルキッチンという形でメイド喫茶を独立してお店を営んでいる。紆余曲折あり、私はメイド喫茶を立ち上げたのだが一緒に働く仲間に恵まれて最初こそコンビニバイトと併用していたが、今はこの仕事1本で生活もできている。今はお盆最終日であり、お客さんは苛烈を極める程に殺到していた。「もえもえきゅーん!」「いや〜、最高ですな!」……というのも、元人気AV女優の遥香さんがかなりお客さんを集めているのだ。あとは前のメイド喫茶の同僚の舞衣、そしてわたしも多少なりとも集客ができるので人気とノウハウを駆使しつつ何とかやれている状態だった。「ことねさん!お待たせ、クレソンのトマトのサラダときのことパンチェッタのクリームパスタだ!」「ありがとうございます!尾崎さん!」そして、厨房でアグレッシブに動いてワンオペをこなすこの青年こと尾崎さん。彼はいつも目を見張るほど料理が早く、そして美味しそうに盛り付けていて彼の料理が何より評判だった。流石は歴戦のシェフである。しかも、もうかれこれ一人で100人分のオーダーをこなしているのに疲れてるところすら見せてなかった。そんな感じで、私は小さな夢を叶えて前進していた。☆☆お盆最終日になると、客足がいつもより早く途絶えた。きっとこれからみんな移動の時間なのだろう。今日は連日忙しかったのもあり、早めに仕事を切りあげることにした。私の後輩の舞衣は8/15の花火大会を彼氏さんと行ってから妙にご機嫌である。なんというか……鼻歌を歌っていたり、スマホの待受にいる彼氏くんを永遠に眺めてたりしたのだ。「お疲れ様、最近どう?」「えー?聞いちゃいます?えへへへへ。」「やっぱやめとくわ。」「えー!聞いといてですか?」なんというか、舞衣は大好きだ。仕事やメンタルでも私の支えになってくれてるし、今の私には彼女は必要不可欠である。しかし、距離が近くなって少し不可解なことを知った。「見てください!これ、彼氏の使用済みタオルですよ!やっと手に入れたんです!」なんというか、ストーカー気質のような危険な癖があるのだ。まあいい、人にはそれぞれそういったところもあるんだけどね。「あら〜舞衣ちゃん、直輝といい感じみたいね!」「いや、ほんと……最近はめっちゃ幸せなんですよ〜。」若いな……なんて思いつつ、どこか不愉
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-23
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メイド長と優男シェフの慰安旅行 2話

ここは町田という街にあるシーシャバーというところである。水タバコを吸うことが出来、オシャレな景観の中たくさんの甘かったり爽やかなフレーバーのシーシャを吸うことが出来る。そこで私は施設の時からの知り合いである笛吹さやかを呼び寄せていた。私はチョコミント、さやかはブルーベリーのシーシャを吸っていて、少しエレガントにソファー席に腰掛けていた。「どうしたんだよ〜ことねえ。私を呼び出しなんて珍しい。シーシャは奢りな〜。」いや、言われるまでもなく出すつもりだけど……こうして釘を刺すあたり本当にお金が無いのかもしれない。あれ、この子……ベストセラー作家なのよね?今年映画化する予定の。「勿論、来てくれてありがとうね。」「もう!私は忙しいのに……。」珍しく彼女は機嫌が悪い。なにか仕事で行き詰ってるのかしら?それは可哀想である。今回はこちらの話を聞いてもらうのでせめて愚痴でも聞いてみようかと試みる。「そうなの?お仕事大変?今日……やることいっぱいだった?」「勿論!今日はパチンコで一発逆転をして、その後は昼飲みをして、タバコを吸ってから昼寝する予定だったのにー!」「……。」「ちょ!?ことねえ、なんでシーシャの炭を構えてるのかな?それ……投げるものじゃないよ!?ごめん、私が悪かった。」「……ごめん、ちょっとカッとなっちゃった。」私は座り込み、一度冷静になる。そう……私は怒りすぎた……。いや、昼間からパチンコと酒?なんてクズ・オブ・The・クズの王道をいってるんだろう。この子まだ26だというのに。「なんというか、あなたが金欠な理由がわかった気がするわ。」「なんだとー!私は運命を変えられるんだぞ!それでも!ユニコーン!!」さやかは両手の人差し指をピンと立て、V時を描いて顔をアップさせる。ちょっと何を言ってるか分からないけど、パチンコの演出らしい。私は一周まわって呆れてしまった。「え、あなた……印税とかは入るのよね?不労所得じゃない、私羨ましいんだけど。」そう、彼女はこう見えても小説のベストセラー作家、成功者なのだ。それも日本で上位に入るほどの所得はあるはずなのにお金が無いとは違和感でしかない。「……ことねえ、個人事業主はね?去年の収入を参考に税金をかけるのよ。」「話が見えないわ。」「去年めちゃくちゃ売って、次の年は売れなかったら…
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-23
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メイド長と優男シェフの慰安旅行 3話

チュンチュン……朝の小鳥のさえずりが聞こえる。それに混ざって、キジバトの「ヴォーヴォー……フォーフォー。」という不気味な声も聞こえた。私こと、神宮寺ことねは昨日対策をしようと思ったのに何も出来ず、慰安旅行当日を迎えてしまった。昨日はニコチン中毒でさやかが倒れたのでその介抱に時間を割いてしまった。そして、ヤケクソになり彼女と酒を混じえていたら朝になっていたのだ。顔がいつもに比べて浮腫んでいる。どうしよう、ほっぺが分厚い……彼にアンパンマンみたいだと言われたら立ち直れない気がする。今は朝の五時……合流は8時なのであと3時間である。いけない、準備をしないと。私はまずいつも通りメイクをした。私の顔は綺麗系である。自分で言うのもどうかと思うが。なので、無闇矢鱈にチークを塗ったりとか、そんなに飾らないメイクをしていた。そして、いつものように髪にヘアアイロンをかけた。いつもストレートなのだが……少し巻いた方がいいだろうか?とにかく私は横を少し巻いたストレートにして少しでも喜んでもらおうと最後のあがきをする。1番悩んだのは服だった。……どうしよう、私メイド服以外ここ数年着てない。あとは通勤用のシンプルな服と……中学校の頃着ていたジャージの3パターンしかなかった。どうしよう、着心地はジャージが1番好きだけど28のアラサーだとドン引きされるかな……。結局、しばらくクローゼットに眠っていたワンピース選ぶことにした。まあ、シンプルだし。そんなことをしていたら、電話の着信が鳴っていた。時刻を見ると、合流する15分前だった。「もしもし……尾崎さん?」「ああ!繋がった!……ごめん、ことねさん家の近くまで来たのは分かるんだけど。ちょっと分からなくてね〜、なんか……事故物件みたいなボロアパートがあるくらいなんだけど……合ってるな。」すみません、それ私の家です。どうしよう……こんなボロアパートに住んでいると知られたらなんか色々とドン引きされてしまうかもしれない。私は、背に腹はかえられぬと決断をした。「すみません、わかりづらいですよね。そしたらお迎えに参りますのでコンビニ前の公園で待っていて頂けますか?」「ああ、いつも助かるよ。」そして、彼の電話が終わると私は1つため息をして、ボロアパートを出た。そして、ルートを特定できないように少しだけ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-23
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メイド長と優男シェフの慰安旅行 4話

車は埼玉を超えて、そして群馬を超えて行くと長野県北東部まで来ていた。私は長野県を超える辺りでハッと気がついた。エンジン音はまだ続いている。というか…私、寝ていたみたいだった。「はっ!?」「あはは、おはようございます。ぐっすり寝てましたね。」「す…すみません、あまりに快適なものでしてつい寝てしまってたみたいです。」「そうですね…ざっと2時間くらいは寝てましたね。昨日は疲れてたんですか?」「ちょ…ちょっと。」いけない、だらしのない女だと思われたかしら。尾崎さんはずっと運転していたというのに私ときたら…。昨日さやかの介抱で少し遅くなったのかもしれない。そう思いつつ、私は赤面して顔の調子を整えていた。「でも、普段と違うことねさんって言うのも新鮮でした。意外と無防備な時もあるんですね。ほら、いつもは仕事完璧なイメージがあったんですよ。」「私…いびきとかかいてませんでした?」「そ…それは…あはは。」いけない、かいてたみたいだった。「え、どんな感じでした?怒らないのでストレートに教えてください。」「そ…その…、なんといいますか…ぐおー!がががが!……ゴリッゴリって感じで寝てましたよ。」私は何かの機械かなにかなのだろうか。というか、歯ぎしりまでしてるのか。「引きました?」「い…いえいえ!全くです!ほら…疲れてたりするといびきって出やすいっていいますし、疲れたんじゃないんですか?」確かに、ここ最近の私は無理をしていた。尾崎さんの仕込みとか手伝っていて、13時間くらい働いてばかりだった。それをあの畳の上で寝てるのであればそうなるのも無理はない。ちょっと憂鬱な気分になると車はトンネルをくぐって行く。そして、トンネルを抜けると大きな海が一面に見えていた。「わ!海すごく綺麗…!」「でしょ!僕太平洋も好きなんですけど、日本海の方が透き通ってる感じがして好きなんですよねー。」一面の海は太陽を乱反射してキラキラと輝いていた。オープンカーは空気を全面に感じることが出来て、海の潮の香りも全面に感じることが出来た。「私…来て良かったです。」「いや!?まだ旅の半分も行ってないですよ!?」私は職場と家を行き来して、東京という鳥籠の中で生きて来たけど、それがちっぽけだと海を見て思った。自然と言うのはどうしてこうも美しいのだろう。コンクリー
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-23
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メイド長と優男シェフの慰安旅行 5話

ザザーッザザーッ波の音が決まったリズムを刻みながら音を立てる。太陽が砂浜を乱反射し、少しだけ汗が出るのを感じる。私は普段家にいることが多いから新鮮だ。暑さを心底嫌っていたのに、今はこの暑さが心地いい。それに、程よく潮風が吹いていて私の髪を靡かせた。自然の中というのはなんと心地いいのだろう。しばらくすると、ザッザッと音を立てて尾崎さんがイカ焼きを持ってきた。「すみません!持ってきましたよ!」「ありがとうございます…あの、お金は。」「いえいえ!お気になさらず食べてください!」私は尾崎さんにイカ焼きを貰う。まずは耳の部分から噛むと、そこからジュワっと焦がし醤油とイカ、そしてほんのりとバターの香りが鼻を通って行った。すごい、これだけでとても美味しそうである。少しだけ…食べずらいのだがこれも風情があって楽しさを感じた。「いか…美味しいですね。イカそうめんとかアタリメも好きですけど、こういうのもいいです。」「あはは、ことねさん……なかなかいい趣味してるね。」「ええ、それで芋焼酎を水割りにして飲むととても良いんですよね。」「え、なんというか……ことねさん見た目とギャップがあって中々渋いね。」「おっさんみたいですか?」「まあ……その…。」尾崎さんは少しだけ目を逸らした。でもさっきよりは焦りを感じなかった。なんか、受け入れてくれそうな安心感があるのだ。そんな感じで二人でいるとあっという間にイカ焼きはなくなってしまった。案外美味しかったので口が寂しくなる。ああ……なにか無いかな。と、思ってる間もなく私はセブンスターを吸っていた。ああ、やっぱこれ…。疲れた時と幸せな時に吸うタバコってなんでこんなに気持ちがいいのかしら。もう明らかにニコチン中毒だけど、それを差し引いても心地いい。その様子を尾崎さんはじっくりと見ていた。「ちょっと…恥ずかしいですよ。」「ああ、ごめんごめん!タバコ僕全然吸えないからね〜。結構キツイのも吸えて凄いなって思って…。」まあイメージ通りである。爽やかで明朗快活な尾崎さんにはタバコはあまりにも似合わないのだから。「吸わなくていいですよ。依存性やばいし、税金もかなり取られますからね。私の給料全部こいつ行きですよ。」「ちょっと…吸ってもいい?」そんな事を言う尾崎さんを見て、少しだけ固まる。きっと
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-23
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メイド長と優男シェフの慰安旅行 6話

ついに県境を超える。ここは富山県、北陸地方にある県のひとつであり富山湾にはホタルイカや白えびなどの豊かな資源があることでも評判の土地である。私はここに来るのが初めてだ。東京から出発して寄り道もあったけど6時間、私たちはようやく到着したのだった。とはいえ、ここは富山県の海辺にあたるところ、ここから南に進んで山に向かい、宇奈月駅の近くに向かうことになる。それにしても、運転してる時の尾崎さんは本当に生き生きとしている。楽しそうにギアのレバーを変えたりするところがあったりと、実は子供っぽいところがあるのだなと感じる。大して私は……海を見ては黄昏ていた。たまに東京湾を見ることはあるど、それとは比べ物にならないくらい美しくてうっとりとしていた。そんな時だった。ぐぅ〜っ!私のお腹が鳴りだす。そういえばこの度は適当にサービスエリアに止まり缶コーヒーを何度か買い足したくらいでお互いお腹が空いたと気づいたのはかなり後だった。私は、少し恥ずかしさを覚え…赤面していた。「あれ?なんか今音が……。」「き……気のせいじゃないですか??」ちょっと誤魔化してしまう。あまりお得意のポーカーフェイスが働いてくれなくて、尾崎さんは何かを察したのか苦笑していた。「あはは……長旅で何も食ってなかったね。少し遅めのお昼にするか。」「いやだから……お腹すいてないですって。」ぐぅ〜〜ぐぎゅるるるるっ!そんな言い訳を裏切るかのように私の胃袋は食料を求めて悲鳴をあげていた。「お腹……空いてるでしょ?」「……はい。」私はそっぽを向くと尾崎さんは高速を降りてバイパスに進んでいた。どこかお店でも決めてあるのかな?「ことねさん、寿司好き?」「寿司……私、人生で数回しか言ってたことないんですよ。それも、施設から引き取ってくれた里親の人に連れてってもらったくらい。」「そうなんだ、自分からはあんまり行かないの?」「なんというか……メイド喫茶で働いてる時は所得が低くて、贅沢できなかったというか。」「うん!わかった、いこう!いくらでも好きなの食べていいから!」少し悲しそうな顔をしている尾崎さんはどこか私の境遇を哀れんでいるようだった。やっぱり私って他の人からみたら変わっていたりしてるのかな?10分かけて私たちは富山の寿司チェーン店にたどり着く。聞いた事ない名前のお店
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-23
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メイド長と優男シェフの慰安旅行 7話

ここは宇奈月駅、木々に囲まれた渓流地帯で辺りには温泉施設が至る所に存在する。もちろん目玉としてはトロッコ列車で渓谷を電車で進むのがかなり人気となっている。私たちはロードスターを降りて伸びをしていた。「んー!着きましたね!」「大丈夫?ことねさん疲れてない?」「全然大丈夫です!」私たちは今回泊まるホテルの駐車場に車を停める。山々は豊かな自然に包まれていて、マイナスイオンのようなスカッとするような空気の美味しささえ感じていた。時刻は17時、もう夕方なのでトロッコ列車は明日乗り込むことになる。ということで、今日は温泉に浸かって明日を待つことにした。「いらっしゃいませ。」ホテルに入るとスーツを着た女性が出迎える。以下にもホテルのフロントって感じだ。「予約していた神宮寺です。」「神宮寺様、お待ちしておりました。こちらの部屋ですね。チェックインは明日の10時になります。」そういって私たちはカードキーを受け取った。「いや〜、いいホテルだね!ことねさん、ナイスチョイスだよ!」「いえいえ……それほどでも!」そう言って私たちは部屋に入る。予約したホテルは和洋折衷のようなところで、畳があるのにベッドがあるのが特徴だった。日当たりもよく、景観は自然を一望できる。ベランダも用意されていて、ここでタバコを吸ってみたいという欲求に駆られてしまう。そして、他のところも畳の敷いた洋室のような感じなので私たちにとっては過ごしやすいところであった。「あの……ことねさん……これは?」「あ……あれ?」少し大きいベッドがひとつしかないことを除いては。「あ……あれ?ベッドはダブルにしたはずなのに!?」「え、ことねさん……ダブルの意味わかってる?」「え……ダブルって2つってことじゃないんですか?ほら……アイスだってシングル、ダブルとかあるじゃないですか。」「あ〜……。まあいいか!」しまった、どうやらかなり見当違いをしていたらしい。「すみません、ご迷惑をおかけしました。」「いやいや!初旅行だし気にしないで!ほ……ほら、温泉いってとりあえずゆっくりしようよ!」「そうですね。」私たちはとりあえず各々温泉に行ってみる。途中でフロントに間違えた旨をお伝えしたのだが、どうやら他の部屋は全て埋まっているとの事で徒労に終わった。ああ、今日はソファーで寝ようか
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-23
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