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僕の役割は文化祭実行委員 3話

キーンコーンカーンコーン……「それでは、本日の授業を終了する。」挨拶を終わらして、月曜日はなんとか乗り切ることが出来た。月曜日というのは、終わるとどっと疲れるものである。5日学校に行っての疲れが2日で取れるものなのだろうか?今日は文化祭実行委員ということで生徒会の面々と顔合わせをすることになる。まあ、俺の場合生徒会に入る一環もあるのだがね。すると、担任の諏訪先生が迎えに来る。今日も肌が浅黒く、50代だというのに筋肉がハッキリしていてまさに生命力の擬人化のようなものだった。「天野と飯田、いるか?」「「はい。」」「ああ、いたいた。じゃあ2人とも私に着いてきてくれ。」そうして俺たちは生徒会室に向かう。生徒会室は俺たちにとって未知の領域のようなところだった。あ、でもよくアニメに見るようなめちゃくちゃお金かけて会長が紅茶とか飲んでるとかそういう感じではなく、寧ろ涼宮ハルヒとかで出てくるSOS団の部室のような質素なものだった。俺たちは生徒会室にノックして入ると、そこは7情程度の部屋があり、そこに安いデスクトップと山積みの書類があった。「なんというか、アレっすね。意外と普通というか、事務所みたいですね。」「あはは!飯田〜アニメの見すぎだぞ。」「え、まじっすか。ここには紅茶とか、ソファーとか権力とか、会長と副会長の読み合いラブコメとかないんですか!」俺より想像力豊かな奴がいたよ。「もし不満があるなら、お前がやってもいいんだぞ?会長候補よ。」「いや〜、つーか……なんで俺が選ばれてるのが不思議でしょうがねえんすわ。」まあ確かに……飯田はスケベで2枚目かと言われたら3枚目キャラである。イケメンだし部活も活躍していて友達も多いんだけど……抜けてるとこも多いしな。「あはは、多分お前がそれを気づくのは10年先だな!じゃあ……多分担当の松本先生が来ると思うから待機しててくれ。」先生はあははと高笑いして部屋を出る。相変わらず、掴みどころのない先生だ。「そういえば、直輝は何に推薦されてるんだ?」「あ〜生徒会議長だって。」「なんか、わかるわ。」「え?」「いやさ……直輝は人の意見とか引き出すのがうまいんだよな〜、上というのはちょっと似合わないけど、冷静に物事見れるとことか……最適性じゃん!」「それ、褒めてるのか?」「ああ、褒めてる褒めて
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員 4話

翌日、俺たちは正式に生徒会、及び文化祭実行委員の顔合わせを体育館で行った。「みんな!今日は集まってくれてありがとう!生徒会長の神条だ。我が文化祭の成功のために力を貸してほしい!」女性陣がザワつく。そう、生徒会長の神条 翼は学校では有名人だったりする。170cmの程よい身長に、細身の体。体育館を響きわたらせる明朗快活なアルトボイス。中性的な端正な顔立ちなど、全てがイケメン要素で包まれている。まるでジャ〇ーズのスターのようでもあった。今はなんて言う事務所名なのか知らんけど。チームは設営、運営、誘導、イベントなどで別れていて今回は地味な誘導だったのでやることはあまり無さそうだった。基本的にメインは生徒会の先輩が多いので俺たちはサポートというような地味な立ち回りなのだ。とりあえず、やることがないので缶コーヒーでも取りに行こうとしたその時だった。「やあ、天野くん……だったかな?上級生ばかりで窮屈ではないか?」うおっ!?びっくりした。イケメンが急に至近距離にいるとこんなにも内臓が潰されるような感じがするのか。「神条会長……、少し休憩しますね。」「あはは、水臭いな。私もご一緒してもいいだろうか?」「は……はい。」高嶺の花のような存在だったのに、どこか距離感が近いのは気のせいだろうか?わかった、きっとこの人はホモなのかもしれない。つい最近男とラブコメを経験した俺だ、おそるるに足らない。そんなかんじで俺は神条会長と自販機へ行くことになった。俺は一緒に歩くのだが、以外に神条会長は歩幅が小さいのか歩くのがゆっくりで、少し俺はぎこちなく歩く。「その……なんというか、神条会長ってイケメンですよね〜、遠い存在というか……。」「あはは、どうしたんだ急に。」「あ、でも会長……俺は性自認は男で、恋愛対象は女なんですよね。」「……ん?君はなんの話しをしている?」あれ、少し話が噛み合ってない。違うのか?どうやら俺はイケメンに狙われてるわけではないらしい。それにしても横顔の会長は特にイケメンだった。鼻は高いし、まつ毛も長く顔も小さい。背が俺よりも高いのに顔は小さいのでどうにも一緒に歩いていて劣等感を感じていた。俺と会長は微糖を選び、お互い屋上で飲んでいる。少し落ち着いた。多分普通に気にかけてくれてるのだ。自販機にお金入れようと思ったけど
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員 5話

会長は女だった。先程の感触を思い出すと無駄に緊張感を覚える。時刻は19:30、比較的先輩とは家が近かったみたいでしばらく無言で歩いていたのだが、突然先輩はあるお店の前で立ち止まっていた。そう、それは……サラリーマンが御用達の中華のお店があった。メニューを見ると、ラーメン……そして餃子や炒飯などがお手頃価格で用意されており、座席にはサラリーマンがズラリと並びレモンサワーと生ビールを飲んでいた。いや、美味しそうだけど学生の俺達には少しハードルが高いなと思ったら会長はあわわ……と顔が少しだけ柔らかくなり、お腹がぐぅぅぅ!と大きな音を立てていた。「か……会長。」「すまない、天野くん……ここ一緒に行かないか?好きなんだよ。」ええええええええ!マジか……なんと、サラリーマン御用達の日から始まる中華屋さんは先輩の行きつけのお店だったらしい。マジかよ……白馬の王子様のような見た目からは想像もつかないくらいのおっさん具合だった。先輩はなんか勝手にフレンチとか食べてそうだと思ったのに。俺たちはカウンターテーブルに隣になるように座る。会長はラーメンと餃子とチャーハンと唐揚げを頼んでいた。俺はラーメンを普通に選ぶことにする。流石は大型チェーンの中華屋さんということで食べ物はすぐに運ばれてきた。確かに食欲をそそる……これが1000円前後で食べられるかと思うと確かに破格である。先輩はサラリーマンと同じようにガツガツと男食いを初めて、俺もラーメンを腹いっぱいすすることにした。美味い、定番の醤油ラーメンだけどスープもしっかりと塩味の旨みがあってこれぞラーメンという味だった。会長は餃子を食いながら涙目であった。「くうう!美味い!仕事終わりは最高だな!」「あはは……会長、なかなかワイルドですね。もっと上品にフレンチのコースとか食べるかと思いました。」「ああ、もちろん親と食べに行くことが多いんだけど……たまに親のレールから外れたい時があるんだよ。家柄作法とかそういうの厳しかったりするしな……。」やっぱり、立ち方からして背筋がピンとしていたり、さり気ない仕草にも気品を感じていたのだけど、これは家柄そうなってるらしい。「でもある日、家と生徒会のストレスでこのお店に入ったら……私を誰も気にしない環境が心地よくてな……敢えて下品に男らしく食べるのが心地よくなって
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僕の役割は文化祭実行委員 6話

俺は舞衣が走ってどこか行く姿をただ見ることしか出来なかった。流されてしまったとはいえ、心から信頼してくれた子を裏切ってしまったのだ。それは間違いなく俺の落ち度だろう。会長は普段の凛々しい顔とは打って変わって、焦燥感に溢れた顔立ちをしていた。「天野……くん……すまない。私がきちんと弁明するべきだった。」「いえ、流されたとはいえ……僕の失態です。明日、彼女に謝ります。」俺はどうすれば良いのか分からなかった。とにかく混乱していた。「今日は、とりあえず帰りましょうか。」「…………天野くん、私のせいだ。私も一緒に弁明させて欲しい。君は潔白なのを証明させてくれ。」会長もこんなに傷つけるつもりはなかったのだろう。きっと、彼女なりの心の闇があってそれを聞きすぎたから甘えたかった……そんなところだろうか。まあでも、今の俺にはそんな事情はどうでも良くて……舞衣との事しか考えてなかった。「今日は……解散でお願いします。」「……わかった。何かあったら、私にも教えてくれ。」そう言って俺は会長と解散して、無気力で時間の流れも感じ取れない状態で真っ直ぐ駅に向かった。22時を過ぎると、人混みは落ち着いてくる。乗車している人たちも、どこか疲れた人達で溢れていて座ってる人達は寝てる人かスマホをいじってる人などの単調なパターンが多かった。俺は無意識に舞衣にLINEを送った。せめて、彼女に誠意を伝えねばならない。「今日は……ごめん、嫌な思いをさせた。事情があったんだけど、そこも含めて今度お話できないかな?」いつもはすぐに既読が着くのに……15分も30分も待っても彼女の既読が着くことはなかった。その既読がつかないことに怯えていた時間は、ただひたすら列車とレールが擦れる音がいつもより良く聞こえた。☆☆俺は自宅の扉の前で立ち止まっていた。母ちゃんになんて言おう。昨日まであんなに仲良くしていたのに、突然裏切ってしまったなんて……どう言えばいいのだろうか。そんな事ばかりを考えていたが、意を決して扉を開ける。「……ただいま。」「おかえり、大丈夫!?」母ちゃんはいつも通り明るく元気だった。そして、帰り道が遅く心配していたのが表情をみてとれた。俺は舞衣の返信を待っていたけど、その間LINEの通知が溜まっていて……その張本人が母ちゃんだったとその時に気がつい
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僕の役割は文化祭実行委員 7話

その後……おれの日常は文化祭に1点集中でひたすら作業に没頭していた。朝起きては一日のタイムテーブルをつくる作業をして、時にはオープニングムービーをつくったりもした。各クラスに行ってはみんなに踊ってもらってそれを切り抜いたりなど……会長と俺のコンビネーションはとても良かった。でも、会長との時間はギクシャクしていた……かもしれない。俺はパソコン作業も慣れてきて一通りの仕事をこなしている。「会長。」「な……なんだい!天野くん!」このように明らかに会長が挙動不審だった。まあ……俺たちは行為こそしてないものの若気の至りで一夜を共にした。そんでもって人間関係を崩しているので気にしているのだろう。まあ、最初の1週間こそ辛かったけど、俺は早乙女の後押してとにかく目の前のことに没頭をしていた。「あの……こちらの書類のチェックと……あとこのファイルはどこにありましたっけ?」「あ……ああ、それは共通ファイルの中にあるぞ!ほら……名前書いてあるだろ?」「あ、ほんとだ!ありがとうございます!」再びお互い無言になる。状況はあんまり芳しくはないけど、俺はとにかく事務作業が向いているようだった。人と話しをしたりするのも楽しいし、できないと思ってたことがやってみると意外とできたりもするのだ。将来、こんな感じで企画系のサラリーマンをやってもいいのかもしれない。実際、俺は会長より少し遅い程度のスピードで作業を終わらしていた。しばらくして、俺たちは作業を終えて伸びをする。「くう〜、つっかれた〜。」「お疲れ様。こんな夜遅くまですまないな。」「いえいえ、会長の教えの賜物です。」「な!?なにを……全く、君は罪なヤツだな。」「うわぁーひでぇ。」人っていうのは一緒にいる時間が長いと不思議と打ち解けて来るもんだ。俺は会長との一件はほとんど許していた。実際、教え方も分かりやすいし勉強になる。「……天野くん、今日もご飯どうだい?」「いいですけど、ラブホはNGっすよ。」「ああ、約束しよう。あれから君には罪悪感しかなおよ。」俺たちは上着を着て生徒会室を出る。そういえば、もう鈴虫の声も聞こえなくなってきて、上着が必要になってきたのだなと感じる。夜のビル街は案外風が冷たく感じた。そして、俺たちは例の中華屋さんでまたあの時と同じようなメニューを食べる。「……あれ
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僕の役割は文化祭実行委員 8話

私は佐倉舞衣。……直輝くんの彼女、なのか今はわからない。直輝くんは文化祭実行委員になってから変わってしまった。今までの私と飯田くん、そして直輝くんというメンバーから変わって直輝くんは生徒会室にいることが多くなった。それはいい…それはいいのだけれど、私はある日誰かとラブホテルを出る直輝くんと鉢合わせしたのをきっかけに距離を置いていた。「舞衣ー?」私は2人に何があったのか怖くて聞けなかった。裏切られてるかもしれない。「おーい、聞こえてるー?」親子関係も破綻していた今の私にとって直輝くんが必要不可欠だったから、私はもう何も考えられないでいた。「舞衣ー!こら!」「いでっ!」急に頭をチョップされる。気がつくといつも仲良くしてくれるオタクギャルの川崎彩奈ちゃんが私に話しかけてくれていた。「……大丈夫?」「ごめん、なんだっけ?」彼女にだけは……直輝くんとギクシャクしてる旨だけは伝えている。流石に会長とラブホから出たのを見たとは言えない。私は、この期に及んでも直輝くんに淡い期待をしていた。あの直輝くんの事だ。もしかしたら、何か間違えたのかもしれないと。でも、その真意を本人から聞く勇気が私にはなかった。「例の件…まだしんどい?」「んー、なんかね……もうわかんないや…。でも、声掛けてくれてありがとう。」「もう〜無理しちゃダメだよ。文化祭の準備やっとくから。」そう、今は文化祭の準備の真っ最中である。本来クラス委員長の直輝くんが取仕切るのだが、彼は生徒会次期の主要メンバーだし、文化祭実行委員をやってるので今回は私が受け持つことになった。そのサポートを彼女にもお願いしていた。「…にしても、うちのクラスの出し物もカオスね。なんせお化け屋敷カフェなんだもの。」「だって、お化け屋敷だとありきたりじゃない?」「…確かに。」「メイド喫茶なんて、舞衣毎日やってるようなもんじゃない。」「……否定はできない。」「という訳でフュージョンさせたらいいんじゃないかなと!」「いや、これフュージョン失敗のようなカオスさになってるわよ!ゴジータにはなれてないわよ!これじゃあ失敗したデブのベクウじゃない!」「……意外と詳しいのね?」何でも合わせたらいいとは限らないのはこの事だろう。実際、クラスの統制は取れてないでグダグダだった。「もういいわ!ち
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僕の役割は文化祭実行委員 9話

季節はもう10月である。文化祭まで1週間を切っていた。辺りを見渡すと、かなり文化祭独特の賑わいを感じる。かつての自分なら、この活気に嫌気をさして不登校になっていたのかもしれない。それが今や、その活気の中心人物の一部になっている。そんな事に日々驚きを感じている。「お疲れ様です、管理担当の天野です!今回はタイムテーブルを作成させていただきましたので、僭越ながら先輩方と文化祭を楽しませていただきます!」俺が挨拶をすると、先輩方はがんばれー!とか、気軽になんでも言ってね!と拍手喝采を頂く。最初は先輩=怖いと思っていたけど、一生懸命作業をしてるところを見てくれてるせいか、先輩方は俺に着いてきてくれた。そして、実際のオープニングイベントやクローズイベントなどをリハーサルする。俺は軽音部のライブの時の照明やパフォーマンス、そして体育館のカーテン担当の方などと密接に連携をとって、かなり質の高いリハーサルをこなすことが出来た。☆☆「ふーっ!疲れた……!」すると、ほっぺに急に冷たいものが引っ付く。「うおっ!?」「あはは……ごめんごめん。」「って渚か……驚かすなよ。」渚は両手にジュースを持っていたずらに微笑んだ。なんというか、今でも男と思えないような可愛らしい顔をしていた。男とわかってなければこの場で告白してしまいそうである。「ほら、頑張り屋さんにはご褒美を進ぜよう〜。」「ありがたやーありがたやー。」「……あれからいい感じだね。」「ああ、お陰様で多分人生でいちばん頑張った1ヶ月だったと思う。」「あはは!直輝くんらしいね!……あれから彼女とは?」「んー、なんというか……やっぱり距離を置かれてるような。すれ違う機会も無くてな……。」あれからは不思議と舞衣と会ってないような気がした。いや、クラスは一緒なんだけど……正直文化祭と生徒会の引き継ぎが忙しくて顔を合わせる機会すらなかった。「んー、でも……そろそろ弁明の機会とか設けた方がいいんじゃない?」「いや……まあそうだな〜。」とにかく、次見かけたらせめてお話できないか聞いてみよう。タイムテーブルをみて……うん、そうだな。後夜祭とかいいかもな。「お疲れ様、天野くん……なかなかいい采配だったぞ。」「会長!お疲れ様です。」「これで次期生徒会も安泰だな!……なんだ、始めてみる顔だね。」
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員 10話

チュンチュン……久しぶりに朝の鳥のさえずりに反応して起きる。明らかに体が軽い。今日は文化祭3日前、学校も授業ではなく文化祭準備の予備期間として設けてるため、設営などを本格的にやる日だった。「おはよう母ちゃん。」「あ、直輝……おはよう!今日は早いね!」「まあね〜文化祭実行委員も残るところあと少しだよ。」俺はコーヒーを淹れて、ゆっくりと朝の時間をくつろぐ、そして……トーストを食べて今日の段取りを決めていた。「……なんというか、直輝少し顔が大人になった気がするな〜。」「いや、急になんだよ……。」「前より落ち着いた感じがするし、なんか男らしくなったんじゃない?」「いや、母ちゃん……それは今の世の中だとセクハラにはいるらしいぞ〜。」「え?そうなの!?……わかんないわね、今の世の中。」「いや、ほんとそれ。」まあ俺は、会長にセクハラ以上のことをされてるのだがね。ウホッ、いい会長ってホイホイついて行ったようなもんだ。「それで?最近は舞衣ちゃんとはどうなの?」「ぶほっ……げほ、げほ。」俺はコーヒーが逆流してむせかえる。母ちゃんには言ってはいないけど、地雷をふむ天才かもしれない。「……うん!いい感じだよ!(グッ)」「いや、明らかに動揺してるじゃないの。」ぬっ、流石は母ちゃん。小細工は通用しないということか。「……まあな、今喧嘩中。」「ああ、そうだったの。」「まあでも、何とかなりそう。」「まあそうよね、じゃなきゃ……こんなに明るそうな顔してないし。」明るい?はて……俺はスマホで顔を見ると、以前よりも目がキリッとしていて自信に溢れるような気がした。顔ってこんなにも深層心理を表すんだなと感慨深く感じる。おっと……そろそろ時間だ。俺は着替えて早めにいえをでることにした。「じゃあ、行ってくるね。」「うん、頑張ってね!」☆☆学校に行くと、まだ誰もいなかった。当然だ、まだ6時台なのだから…誰とも顔を合わせる必要が無いのもなんかシンプルで心地よかった。俺は生徒会室に行き、承認した予算の書類をまとめたり、オープニングビデオや音楽のチェック入念に行った。うん、残り三日にしてイベント系はだいたい良さそうだ。あとはタイムテーブル、こちらもほとんどの人間に伝えてあるし、リハーサルの漏れもない。そんな感じで最終調整を一人で行っていると
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員 11話

俺らが着いた焼肉屋さんは、いわゆる食べ放題の焼肉チェーン店だった。先生は席に座るなり鷹のように目を見開いてタッチパネルを何度も押す。1分ほど押すとお気に入りの肉はだいたい注文し終えたようだった。「あ、天野くんは何にする?」「こ…コーラで。」「りょーかい!んじゃあ……ババアは生ビールといきますか!」タッチパネルをタップし終えると、肉が運ばれてくる。牛タンやハツ……カルビにホルモン、鶏肉など一気にテーブルが埋まるようだった。そして、先生は楽しそうに網に所狭しと肉を並べて焼く。「あ、俺焼きますよ。」「いーの!誘ったの私だし……遠慮せず成長期は食べなさい!」「は…はあ。」そして、ビールとコーラが運ばれてきて、肉も調度良い感じに焼けた。「じゃあ、かんぱーい!」「か…乾杯。」先生はビールジョッキを垂直から90°まで角度を上げてゴキュ!ゴキュ!と勢いよく飲んでるのが音でもわかった。そして……プルプルと全身が震えて涙目になる。「ぶっはあーーーーーー!くうううううう!!」す…すごい……笛吹さんといい勝負かもしれない。先生はとにかく美味しそうに食べる天才だった。カルビを食べては脂をビールで喉に洗い流し、あまりの美味しさに悶えていた。「ああ……美味い。このために生きてるもんだわ…。」「で……ですね。」「いや〜!教員もハイストレスだからね。」確かに教員の立場という面で話を聞くのも面白い。生徒と教師は基本的に分かり合えない対局の立場なのだから、この場は新鮮そのものだった。「そういえば、先生は生徒会でしか合わないんですけど、普段学校だとどんな感じなんですか?」「ああ……聞いちゃう?」あれ、聞いちゃダメだった?「もう〜ほんっとストレスなのよ〜。ヤンキーにはチリコって呼ばれるし、独身なら貰ってやろうかとかセクハラばかり……さらに成績の伸びが悪いと教頭には詰められ、突如諏訪先生の共有不足で残業になったり……さらに、くじ引きで負けて生徒会顧問になったんだけど……そこからはサービス残業ばっかよ。」どうしよう、先生の後ろからダークマターが見えるほど闇が見えるよ。まあ、綺麗な先生だからヤンキーもからかいたくなるのかもしれない。「す……すごい。にしても、なんでチリコなんですか?」「ああ、社会教えてるからね。ヤンキー相手だと地理を教えるからチリ
last updateปรับปรุงล่าสุด : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員 12話

俺は街中をゆっくりと歩く。少し重みを感じ汗が出ていた。そう、俺は先生を肩車して家まで送っているのだ。「せ……先生……大丈夫ですか……!」「らいじょうぶ!らいじょうぶ!生きてるよ〜。」「いや!質問の回答になってねえ!」先生は、かなり不規則に歩いていて俺が押し出されてしまいそうだった。「飲み過ぎですよ〜。ほんと……帰り道あってるんですか?」「あ?じゃあ私が住所教えてやんわよ!東京都新宿区のー。」「ちょ、人前で住所公表しないでくださいよ!小学生YouTuberか!」「へーい!ブンブンハローYouTube!」「いや、それはレジェンドです!」時刻は23時を回る。多分帰れないかもしれない。でも、流石に道路で女性を捨てる訳にも行かないだろう。「……しょうがないですね。先生、おぶるからさっさと帰りますよ!」「お、悪いわね。……すううううう!」「人の背中を吸わないでください。ゾッとします。」「はああああ!」「いや、背中に息吹き掛けないでください。熱気と湿気を感じます。」「クンクン……。くしゃい。」「いい加減にしろよ!セクハラじみたことばっかしやがって。」どうしよう。1回ビンタした方が……いや、お巡りさんかな?先生は俺の背中で遊んでいる。俺の頬から怒りの血管がビキッと立っているような気がした。「へー、これが男の背中なんだ。」「いや、先生なら男の身体なんて1人や2人、いくらでも触れてきたんじゃないですか?」「いや?0よ?」「え、そなの?」「だって考えても見てよ……オタクでさ、ゲーム廃人とかしてた私よ?直輝くんぐらいの頃は告白されてもポケ〇ン厳選できないからって断り続けてきた喪女なのよ。」あー、ちょっと納得してしまった。たしかに美人でもあんまり受けが良くないかも知れない。その後も先生の暴走を突っ込みつつ俺は東京の住宅街を歩いた。東京というのは、無駄に高低差がある。都会でも急に大きな坂道に出会うので意外とくたびれてしまう。すると、先生はあるマンションを指さしきた。「ここ〜!私んち!」「なかなかいいマンションですね。」ただ、このマンション致命的な欠陥があった。オートロックな所までは良いのだが、エレベーターがない。俺は、その中を汗を流しながら階段を昇った。「お……おも……。」「んー?なんだね、重い女は嫌いー?」
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