ミンミンミンミン……2日後、夏の朝8時にここ東京に鳴り響くはミンミンゼミである。セミの代表格のような力強く鳴くこのセミは夏のピークに鳴くことが多く、暑さも相まって季節を感じさせるが俺は鬱陶しささえ感じていた。俺たちは今日、諏訪湖花火に行く。毎年見るとしたら隅田川辺りが良いのだが、いつもと違う感覚に少し胸踊るような感覚もあった。「本当に二人で大丈夫?」「はい、直輝くんはお任せ下さい。ご飯やお召し物、全て面倒見ますから。」いや、俺は預けられるペットかい!そこまで見なくてもいいよ。「そう?舞衣ちゃんが言うなら大丈夫だと思うけど。」「いや母ちゃん、俺はまだ何も言ってないよ?ボケてるの?二人でボケてるの?」「じゃあ、気をつけて行ってらっしゃい!直輝〜?孫が偶然産まれちゃっても大丈夫だからね?」「ちきしょー!ここツッコミ不在じゃねえか!」まるでここに俺がいないみたいなやり取りで、花火大会への旅がスタートした。「にしても暑いな〜、もう汗だくだよ。」「そう?」とはいえ、舞衣も地味に暑そうな服をしている。日傘と……Ank Rougeという若い女性向けのブランドのピンク色の服と黒いスカートのゴシックファッションを着こなし、暑いのに不気味にメイクは崩れる様子がなかった。最近の新宿だとよく見る服装だけど、舞衣にはものすごくにあっていた。そんな事を思ってると、舞衣は俺の手を握り出す。瞬間、夏の暑さも相まってか心拍数が上がる。「え、ちょ……。」「どう?今日の私!」「ま……まあまあかな。」突然彼女の握力が強まる。パワー系の舞衣の握力で俺の手は握り潰しそうだった。「いだだだだ!可愛い!可愛いです!はい!」「……どれくらい可愛い?」「そうですね!神にこんなに可愛い彼女が居ることを感謝したいくらいですよ!あー!最高だなー!」彼女と手を繋ぐというのはこんなにも心拍数が上がるんだな。不思議と冷や汗もかくくらいだけど。「……ありがと!今日はOKの日だから嬉しい。」「なにが!?」最近の女の子って進んでるな。俺には少し意図が読めなかったけど、まだ読む必要は無いんじゃないかなと思った。☆☆夏の新宿駅は人々が所狭しとホームにぎっしりと立っている。周りの炎天下と人々の体温で頭がどうにかなりそうだった。えーっと、まずは9番ホームだったな。「
ปรับปรุงล่าสุด : 2026-08-18 อ่านเพิ่มเติม