All Chapters of 魔王様は氷の微笑に逆らえない: Chapter 41 - Chapter 50

53 Chapters

if16. 食料が来た

 シャムルに食料調達の話をした、しばらく後。  食料は向こうからやってきた。「リンデル王国の遠征騎士団、数はざっと三百ってとこだなぁ」 使い魔が送ってくる映像を魔鏡で眺めて、ランドールが説明する。「久し振りに本気できた感じだねぇ」 ランドールがカラカラと笑った。「王国の三皇子が揃って堕ちて、焦ったのでしょう。取り戻しに来たのか、殺しに来たのか」 「今更取り戻すっても、シャムルはじめ全員、魔族堕ちしてるけどな」 ランドールが言う通り、シャムルは魔族の核を得て完全なる魔族になった。  フィオナとヘルは聖なる力が闇に染まって悪魔になった。  唯一、半魔のガイルは日増しに魔印が濃くなって、魔族の血が濃くなっている。きっとランドールの精液を毎日貪っている賜物だろう。「リンデル王国は魔国に隣接する大国故、防波堤のような役割を担う。勇者が続々と魔族に変わる状況を見過ごせなかったのでしょうね」 「んなもん、今更だろ。人間は大概食料だが、有能な人間は昔から魔族になってたぜ」 ランドールが何でもない事のように語る。  しかし、シャムルの顔色が優れない。  魔王に向かい傅いて首を垂れた。「申し訳ございません。私がもっと早くにリンデル王国陥落に動いていればこのような事態には」 「いいよ。かえって良かったよ。食料が向こうから来てくれた。手間が省けたよ」 魔王的にはラッキーだ。  わざわざ狩りに行かなくても、:人間(餌)のほうからやってきた。  魔王はワクワクした。「ところでさ、遠征騎士団の中で一番強そうなのって、どの子?」 魔鏡を指さすと、シャムルが覗きこんだ。   「団長を務める騎士のスカラ、私たち兄弟の従兄弟です」 シャムルが指さした男は屈強な筋肉に端正な顔をした、ガイルとヘルを足して二で割ったような風貌だ。   「なるほど、似てるねぇ。その後ろにいるのは?」 魔王はスカラの後ろで馬に乗る男を指さした。  細身であ
last updateLast Updated : 2026-09-24
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if17. 大魔導師と魔法剣士

 魔王城は世界の最果てにある孤城だ。  続く道は細く長い一本道で、高い崖になっている。  落ちれば間違いなく命はない。  崖の下にはドラゴンの群れが生息しているので、落ちてきた人間はもれなく餌だ。 長い道の手前に広がる平原が、人間の国に隣接する場所だ。  細く長い崖を渡るため、人間はどうしてもこの平原でいったん止まり、準備を強いられる。「だから結果的に、この場所に人間が溜まる構図になるんだよね」 魔王はシャムルを連れて上空を飛んでいた。  平原にひしめき合っている人間は魔鏡で確認した時より数が多そうだ。  足下で蠢く人間を、シャムルが恍惚と見下した。「平原の地形的にも、小さく纏まる形になるのですね。ひしめき合う姿がアリのようです。これなら簡単に捕縛できます」 シャムルが冷え冷えと笑った。  勝算があるようだ。「任せていい?」 「勿論でございます」 シャムルが両手を下に向け、魔法を展開する。  ハラハラと雪が降り始めた。 突然、強い視線と魔力を感じた。  足下から大きな火の球が打ち上げられ、魔王はシャムルの腰を抱いて避けた。「ユリネリア師匠の火魔法です。流石に気付くのが早いですね」 火の玉を眺めるシャムルが何でもないように話す。  しかし、どこか怯えているようにも見える。(師匠だから仕方ないけどねぇ。子供の頃から知ってるんだろうし) 魔王はシャムルを抱く手に力を込めた。「氷結魔法を止めるな、シャムル。お前はまだ、我以外を敬うか?」 シャムルが魔王を振り返る。  その顔に蕩けた笑みが上った。「いいえ、魔王様だけが唯一無二の私の主です。人間は一律で餌。ユリネリアも同様です」 「それでいい。人間を凍らせたら我が空間魔法で食糧庫に転移させる。素早く済ませろ」 「御意に」 シャムルが雪をブリザードに変化させた。  逆巻く氷魔法で人間が次々凍っていく。  勢いが戻っ
last updateLast Updated : 2026-09-24
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if18. 勇者ランドール

 魔王城の玉座の間に戻る。  剣を構えたスカラと杖を構えるユリネリアが驚愕の顔をしていた。「まさか……、まさか、ヘルクライン……なのか?」 スカラが力なく問う。  目の前のヘルクラインは背中から羽が生え、頭には角を伸ばしている。  それだけでも充分、魔族堕ちした見た目なのだが。 恐らく、それ以上に二人が驚いているのは、姿の方だろう。  ヘルはちんぽに貞操帯を付けているだけで裸だ。  それがデフォだから、見慣れている魔王たちは何とも思わないが。(最初に来た時を思い出すと、一番変わったのってヘルかもなぁ。そりゃ、ビックリするか) スカラとユリネリアの気持ちが、魔王にもちょっとだけ、理解できた。「ランドール様ぁ、あれ、誰?」 ランドールの背中に巻き付いて、ヘルが問う。「お前の従兄弟と、シャムルの魔法の先生だってよ。覚えてねーか」 「知らなーい。喰っていいの? 遊んでいいの?」 「遊んでいいよ。喰うのはダメだ」 「はーい。楽しそうだねぇ。あの騎士、良い雄っぱい」 ヘルが嬉しそうにランドールの周りを飛び回る。  貞操帯の上からちんぽをランドールに叩かれて、痛気持ち良さそうにしている。「そんな……、王国一誇り高い剣士が。誰よりも清い浄化魔法の使い手であったヘルクラインが、あんな姿に……。誇りを守って死ぬことすら、できなかったのか」 スカラの言葉にシャムルが顔を歪めて舌打ちした。  剣を構えたスカラが魔王を睨み据えた。「剣士の誇りを踏みにじり、命を弄ぶ悪魔め。絶対に許さない。俺をこの場に招いたことを後悔して死ね、魔王!」 スカラが怒りに任せて突っ込む。「待て、スカラ! 無策で突っ込むな!」 ユリネリアが魔法で援護する前に、スカラの体が吹っ飛んだ。「お前は魔王様には触れねぇよ。俺がいるもん」 ランドールがスカラの大きな体躯を蹴りだけで吹っ飛ばしていた。「魔王軍団長ランドール様を殺さなきゃ、魔王様
last updateLast Updated : 2026-09-25
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if19. 大魔導師乙

 ユリネリアから火魔法が連続発射される。  それらを総て弾いて、魔王はゆっくりと近付いた。  氷の塊が刃になって飛んできても、風の刃も、土くれの塊も、総ての魔法は魔王に触れる前に弾かれる。「何をしてもきかぬか。ならば、これでどうだ!」 ユリネリアが両手を前に突き出す。  光の束が大きくなって、球体を作って行く。  魔王は目を眇めた。「光か。神に近い力は好まぬな」 ユリネリアが口端を上げた。「聖なる光で闇を浄化する。貴様を倒すために百年、練ってきた魔法だ」 人間より大きな光の塊の中で魔力が密度を増していく。「ユリネリア師匠の特大光魔法……。大陸であれほど大きな光魔法を操る魔導師は他にない」 魔王が纏う闇の黒さが、ユリネリアが放つ光の魔力に触れて塵と化す。  シャムルが息を飲んだ。   「この場所から逃げた私が、鍛錬を続けた百年分の魔力だ。跡形もなく消え去れ!」 大きな光の塊が魔王に向かって投げつけられた。  体中を包んだ光が簡単に弾けた。  シャムルが目を見開いた。「特大の光魔法が、全く効果がない? そんな、なぜ……」 ユリネリアが蒼白な顔をした。  魔王は首を傾げた。「何故、とは? お前は闇が光で浄化できると思っているのか?」 「は?」 ユリネリアが訳の分からない顔をしている。  訳が分からないのはこっちだと思う。「光と闇はお前が思うより仲が良い。混沌から生まれた悪魔は神に望まれ存在する。神もまた、悪魔に許しを請う存在だ」 指を震わせて、ユリネリアが動けなくなっている。  愕然とするユリネリアの首を掴んで締め付けた。「ぁっ、がっ……かはっ」 驚き過ぎて動けなくなったのだろう。  大魔導師が聞いて呆れる。「お前たち魔導師や魔術師、魔法使い。魔力を力の根源とする術師は総じて、我に勝てぬ。何故なら、我こそが魔力そのものだからだ」 
last updateLast Updated : 2026-09-25
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if20. 堕とす前に堕ちた

 散々、魔王に付き回されて、シャムルにザーメンを飲まされまくったユーリを、魔王軍の一人が連れて行った。   「新しい玩具あざーっす! 今から遊びまっす!」 嬉しそうに連れて行ったが、魔王とシャムルに犯されまくった後だから、どこまで使えるか謎だ。「そういえば、スカラは……」 ランドールに突っ込まれて顔を悦らせるスカラがヘルに突っ込んでいた。「ヘルクライン……、ヘル、ヘル……。可愛い。ずっと前から犯し倒して俺の人形にしたかった。はぁ……、ぃぃ……、すっかり雌穴んなってる。きもちぃ……」 スカラに突っ込まれているヘルはメスイキしまくっている。「ぁぁ! ぁんっ、デカちんぽぉ、もっとぉ、乳首してぇ」 なんというか、ヘル的には相手は誰でもいい感じだ。「コイツ、部屋の淫気だけで酔って俺のちんぽしゃぶり倒してザーメン飲みまくってたぜ。突っ込まれんのも突っ込むのも好きみてぇだから、遊びやすいな。ヘルも喜ぶし」 ランドールが楽しそうに腰を打ち付ける。  反動でスカラの腰が前に動いて、ヘルが嬌声をあげる。「スカラって、ヘルのこと好きだったんだ。だからあんなにビックリしてたんだねぇ」 玉座の間に入って、最初にあったヘルの変貌ぶりに驚いていた。「好きというか、劣情を抱いていたのでしょう。スカラの男色は私も知っています。穴をねらわれたこともありましたが、死守しました」 シャムルの言葉に、魔王は首を傾げた。「シャムルって男色じゃないの? あ、魔王が無理に犯したから好きになったの?」 「男色云々ではなくて、私が愛してやまないのは魔王様です。魔王様に犯されたいのです。魔王様の命だから、フィオナはギリ許しています」 なるほど、そういう理屈かと魔王は思った。「魔王様、スカラも今のうちに魔印を付けてしまわれた方がよいのでは?」 「おっと、そうだね。正気に戻ると面倒だよね」 魔王はスカラの隣に立った。  勃起したデカちんぽをスカラの口に突っ込む。  スカラは嫌がるこ
last updateLast Updated : 2026-09-26
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if21. 淫魔植物が育った

 魔王は庭に茂る淫魔植物を見上げた。「随分、大きくなったねぇ。ヘルが自慰に使っているからかなぁ」 木に擬態している者から触手まで幅広く種類がある淫魔植物だが、数が増えたし、何より一つ一つが大きくなった。「良い養分になっているようですね。ヘルにハメているリングは無意味では? 射精して淫魔植物を呼び寄せているのですよね?」 シャムルが苦々しい顔をする。  どうやらヘルの話をする時のシャムルは無間に皺がよるらしい。「リングはつけたり外したりしてるみたいだよ。ランドールの命令なら秒でメスイキできるくらいには調教されてるから、リングは本人の自由にさせてるんだって」 射精禁止のリングも最初はランドール管理だったし、完全メス化を狙っていたようだが。  雌雄切り替えた方が面白いと思ったのだろう。  最近はヘルが射精してもランドールは叱らない。「完全なるメス調教とは言えませんね」 「ランドールの命令だけで完璧なメスになれるから、良いんじゃない」 射精するな、勃起するなと命令するだけで、ヘルのちんぽは萎える。  出せと命じれば勃起して射精する。  それだけで充分、面白い。(ある意味、完全なる射精管理。ランドールもすごいけど、ヘルも器用だね) イキたいのにイクなと命じられて我慢しているヘルは艶っぽくて綺麗なのに、最終的にオホ顔しかしなくなるから、見ていても楽しい。「魔王様~、お客様が来てますよぉ」 飛んできたフィオナが魔王に抱き付いた。  いつもの通り股間を撫でる。  蕩けた顔が悦って、股間が硬くなった。「何処から誰が来たの?」 フィオナの硬くなったペニスを扱きながら問う。  腰ヘコしながら、フィオナが魔王に口付けた。「天上から、神様が。ぁ、ぁん、……魔王様、もっとぉ、イキたぁい」 舌を絡めてベロちゅうする。  フィオナの体を淫魔植物の方に向けて、ちんぽを激しく扱いた。「ぁ! ぁんっ、きもちぃ、でちゃぅぅ」
last updateLast Updated : 2026-09-26
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if22. 神様が来た

「ヴェルヴァラント、久し振り~」 玉座の間に入ると、全体的に明るい色実の少年が無邪気な笑顔で走り寄ってきた。  魔王に抱き付こうとする少年の頭を鷲掴みにして阻止した。「出会い頭に抱き付かない。あと、名前呼ぶなって、いつも言ってるよね?」 魔王の隣で、シャムルが驚いた顔をしている。「今のが、魔王様の真のお名前……」 感動しているシャムルに物申したいが、今は目の前のガキが優先だ。 少年の形をしながら神として何千年と存在している厄介な生き物だ。「やっぱり従者に名前、教えてないんだぁ。元人間の奴隷なんか、信用できないもんねぇ。真名なんか教えるわけないよねぇ。使い物にならなくなったら喰う、補助食みたいなものでしょ」 ガキの目が確信的にニタリと笑んだ。  魔王は息を吐いた。「最近、仕入れた奴隷は質がいいから長持ちしそうだよ。特にシャムルには核を与えているから、もう魔族だよ」 少年の目が、ちらりとシャムルに向いた。  シャムルが丁寧に頭を下げる。「ふぅん、如何にもヴェルが好きそうな感じ。小さくって可愛くって小利口で器用そう」 「魔王はハネシア、好きじゃないけど」 「えぇ? 僕の話みたいに聞こえちゃったぁ? 側近面してヴェルの隣に立ってる従者の話をしたんだけどなぁ。その子と僕って似てるんだぁ」 「似てないし、シャムルはハネシアが言った感じとは違うよ」 だから嫌なんだよなぁ、と魔王は頭を抱えた。「ハネシア様……。もしやライト教が敬う神、ハネシア様ですか?」 シャムルがいつもの顔でハネシアに笑いかけた。「そうだよ。愛と平和の神ハネシア。最近まで人間だったんなら、聞いたことあるよね。大陸の国々の八割はライト教で国家統治しているんだから」 「はい、よく存じ上げております。我が母国、リンデル王国もライト教の敬虔な信者でした」 「へぇ、お前、リンデルの出身なの、ふぅん」 ハネシアの目が笑みに歪む。「なぁ、魔王様。ハネシア様が奴
last updateLast Updated : 2026-09-27
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if23. 側近が可愛い

 魔王はシャムルの顎を強引に掴んで引き寄せた。  唇に噛みついて、流れた血を啜る。「そんなに欲しいなら力尽くで奪えばいい。神力を流して適性を見てやったらどうだ?」 唇から血を流すシャムルの顔をハネシアに見せ付ける。  ハネシアの顔が歓喜に沸いた。「いいねぇ、挑戦的なヴェル、ゾクゾクする。シャムル、おいで。僕の神力、飲ませてあげる」 意外にもハネシアはシャムルの名前を憶えていた。  今回は本気でシャムルが気に入ったらしい。「いいや、ハネシアが上がって来い。我と同時にシャムルに力を流し込め」 「何それ、どういうこと?」 ハネシアが怪訝な顔をする。「口と尻から同時に流し込んでやればいいだろう。ハネシアがしたいなら、二輪挿しでもいいが?」 ハネシアがぐっと唇を噛んだ。「なんだよ、それ。僕はそうじゃなくて……」 ハネシアが俯いた顔を上げた。  その顔はもう笑っていた。「いいよ、じゃぁ、僕が口から流し込んであげる。ヴェルはいつも通りに尻から突っ込んであげたら? ハンデだよ」 余裕そうにする顔が子供で、魔王は小さく息を吐いた。「ならば、それでいい」 シャムルの腕を掴んで強引に引き寄せる。  自分の上に座らせながら、いつものデカちんぽを突っ込んだ。(あー、気持ちが萎え気味だから勃ちが悪いなぁ) シャムルを抱く時は常にギンギンなのに。自分でちょっと残念に思う。「ぁっ……、魔王様、そんな、急に……」 シャムルが息を詰まらせて振り返る。  その顔がもう淫靡で、半立ちちんぽがギンと勃起した。「んっ、急に大きく、しないでっ……、ぁん、んぐっ」 ハネシアが自分のペニスをシャムルの口の中に容赦なく突っ込んだ。「ヴェルにばかり善がっていないで、僕のも咥えてよ。上手に舐めてね」 少年体系の割にデカいペニスを突っ込まれてシャムルが涙目になっている。  喉奥
last updateLast Updated : 2026-09-27
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if24. 大天使アレイラの気苦労①

 リンデル王国の辺境、マレー村。  豊かな自然が広がり、放牧が盛んなこの村は、魔国に最も隣接する立地からたびたび魔族の襲撃を受ける。  第三皇子シャムルが避暑に訪れていた村であり、魔王に一目惚れした場所だ。「マリ! 牛の世話なら変わるから、昼飯の準備しに行けよ」 トビーに声を掛けられて、マリは嬉しそうに微笑んだ。「いつもありがとう、トビー。うんと美味しいの、作るね」 家が近くて兄妹のように育ったトビーとマリは年頃になり、お互いを意識するようになった。「マリの飯はいつだって美味いって。楽しみにしてる」 「うん。トビーに美味しいごはん、これからも食べてほしい」 「結婚、とかしたら、一生、一緒に飯食える、よな」 「……うん」 周囲に人がいないのを確認して抱き合う。  そっと唇が触れるだけのキスをする。  照れて真っ赤になった互いの頬に触れて微笑む。  マリが手を振りながら家に戻っていった。 そんな二人を大天使アレイラは木陰からこっそり覗き込んでいた。「やれやれ。可愛らしい二人には申し訳ないですが。これも神の導きということで、仕方がないですね」 姿を人間に変える。  大人の男性の姿に変わっていることを確認して、木陰を出た。「失礼、村の方ですか?」 牛を追うトビーに声を掛ける。「そうだよ。見ない顔だね。旅の人? 勇者パーティの人?」 マレー村は魔国に向かう勇者パーティの最後の休憩地点でもあるから、慣れているのだろう。  アレイラはトビーを見詰めた。(潜在するHP、MPともに申し分ないですね。冒険者向きです。覚醒しないのは確かに勿体ない) トビーの前に手を翳す。  指先を見詰めたトビーの目がぼんやりとして意志を失った。「一緒に森の奥まで来てもらえますか」 「わかりました」 何の疑いもなく、トビーがアレイラについて歩く。  程よく森の奥の人怪我無い場所で
last updateLast Updated : 2026-09-28
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if25. 大天使アレイラの気苦労②

「これが中に入ったら、お前は私の言葉通りに生きなさい。お前は今からハネシア様の天啓を聞くのです」 「天啓……、ハネシア様の……御言葉……」 アレイラは一気に奥まで突っ込んだ。「ぁあ! ぁ……、ぁ……」 淫気をたっぷり流し込まれたトビーの顔は快楽に染まって蕩けている。  アレイラの動きに合わせて腰を振る。  トビーの体を抱きあげると、足を開かせた。「股を開いて突っ込まれるなんて、恥ずかしいですね。突く度にトビーのおちんぽが揺れていますよ」 「やぁ、はずかし……、きもちぃ……、もっとぉ」 支える足の下から腕を回して乳首を摘まみ上げる。  ビンビンに硬くしこった乳首を捻りあげると、トビーが背筋を伸ばして射精した。「またイったのですか。締まりのないちんぽですね」 「ごめんなしゃ……、俺は、アレイラしゃまの下僕、なのに、ごめんなさぃぃ……ぁ、ぁ、きもちぃぃぃ」 トビーのペニスからとろとろと精液が流れ続ける。「ずっときもちぃ、早く、はやくおれを、アレイラしゃまのものに、してぇ!」 絶頂するたび、トビーの中にアレイラが刻まれる。  アレイラは腰を振ってトビーの中に射精した。「そうです、お前は私の下僕です。勇者となり、魔族討伐のパーティを組みなさい。なるべく屈強な仲間を揃えて、魔王城を目指しなさい。お前は勇者になるために生まれてきたのです」 絶頂し過ぎてアクメ顔がオホ顔に変わったトビーが、焦点の合わない目で頷いた。「俺は、勇者……、大天使アレイラ様の下僕、神に選ばれた特別な存在……はは、あはは」 狂った笑いが流れる。  一際強く突いてやると、トビーがまた絶頂した。「負けない、俺なら、魔王を殺せる。神様に選ばれた、勇者。あは、ははは」 狂気を纏った笑みが顔に昇る。「なるべく大勢の人間を引連れて魔王城を討伐なさい。王都の騎士団を連れていけるくらいに、成長してくださいね」 「大天使様の御心のままに」 首を垂れ
last updateLast Updated : 2026-09-28
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