SCP-000の収容プロトコルは、他のKeterクラスオブジェクトとは一線を画している。毎日3回の電磁波照射と、逆位相の音響パルスによる『共鳴遮断』が基本だ。
面白いのは、この異常性が『記憶』を媒介にしている点で、スタッフは必ず2人1組で監視にあたり、15分ごとに記憶検査を受ける。ある研究員が冗談めかして『まるで認知防壁の恋人同士みたいだ』と言っていたのが印象的だった。
最近では、バイオフィードバック式の神経遮断装置がテスト中らしい。『The Black Queen』のプロトコルを応用したらしく、収容室の壁面に埋め込まれた特殊な菌類が、SCP-000の『恐怖の伝播』を吸収するという実験結果が報告されている。