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Sunghoonのダンススタイルには、まるで重力を操っているかのような独特のフローティング感があるよね。ENHYPENの『Drunk-Dazed』の振付を見ると、特にジャンプ後の着地が羽毛のように軽やかで、それでいてパワフルなエネルギーを失わない。
このバランス感覚は、フィギュアスケート経験から来る体幹の強さと関係していると思う。氷上での回転やジャンプを踊りに応用することで、他のダンサーには真似できない『滑らかさ』を生み出している。動画をスロー再生すると、手足の先まで神経が行き届いたコントロールがわかるよ。
ダンススキルの成長速度が尋常じゃないのも特徴的だ。デビュー時の『Given-Taken』と最近の『Bite Me』を比較すると、アイソレーションの精度が段違いに向上している。特に首の動きに繊細なニュアンスが加わり、感情表現の幅が広がった。
これほどの短期間でスキルアップできるのは、単に練習量の問題ではなく、自身の動きを客観的に分析できる知性があるから。フィギュア時代のジャンプの回転数分析と同じ感覚で、ダンステクニックを分解して習得しているのかもしれない。
ダンスの上手さを語る上で外せないのが、Sunghoonの音楽的解釈力だ。『Fever』のパフォーマンスでは、シンセ音のうねりに合わせて脊椎が波打つような動きを見せたけど、あれは楽曲の空気を肉体で可視化した瞬間だった。
アイドルダンサーによくある『振付をこなす』レベルを超えて、自分なりのアーティキュレーションを加えられるのがプロフェッショナルたる所以。10代後半とは思えない表現の成熟度は、おそらくJYPやBigHitのオーディションで培った選抜眼とも関係があるだろう。
振付師との協働作業から見える特徴として、Sunghoonはテクニカルな要素を自然に消化する能力が突出している。『Future Perfect』の複雑なフロアワークで、通常なら見栄えを優先するところを、あえて技術的正確さを選ぶ美学がある。
これはK-popダンスの進化系とも言えるスタンスで、『見せるためのダンス』と『踊りの本質』の両立を追求しているように感じる。フィギュアスケートで培った軸のブレなさが、あらゆるスタイルの振付を自分のものにさせるのだろう。
観客を惹きつけるダンサーに共通する『間』の使い方が、Sunghoonには天性のものとして備わっている。『ParadoXXX Invasion』のサビ前、あえて半拍遅らせてから動き出すことで生まれる緊張感は、ライブ映像を見ていて鳥肌が立つほど。
フィギュアスケートで磨かれた空間認識能力が、ステージ上でのポジショニング精度にも表れている。グループフォーメーションで常に最適な角度を選択し、カメラワークを計算に入れた動きができるのは、競技スポーツ出身者ならではの強みだと思う。