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本当にあった怖い話。

本当にあった怖い話。

「左鳥、今日もつかれてるな」大学時代、そんな風に言われ、肩を叩かれていた日常があった。平成(2000年代初頭)の何気ない大学時代の日常を振り返る主人公の左鳥の物語。ごく普通の何気ない大学生活を送っていた左鳥は、視える人として有名な、大学の同級生である時島とルームシェアをする事になる。ライターのバイトをしていた為、怖い話のネタを集める事になり、友人の紫野から怖い話を聞いたり、時島と共に、実際に怪異に巻き込まれたりしていく。――現在では、それらも良い思い出だと考えながら、地元の友人である寺の泰雅と酒を飲む。過去の大学生活の、ほのぼのホラーと、現在の軸が時に交錯するお話です。
0 72 Chapters
誰かと添い遂げる人生より、自由に羽ばたきたい

誰かと添い遂げる人生より、自由に羽ばたきたい

皮膚移植の手術が終わって、麻酔が完全に切れても、夫の佐野勇太(さの ゆうた)は現れなかった。 うつ伏せになって、体を動かせない佐野梓(さの あずさ)は、スマホを手に取った。一体何をしているのかと勇太に連絡しようとした、その時。あるトレンド記事が目に飛び込んできた。 【男にとって『愛』と『責任』は別物なの?】 梓は、なぜかそのタイトルに吸い寄せられるように、その記事をタップした。 最初のコメントは、まるで戦利品を自慢するかのような、率直な文だった。 【もちろん、全然ちがうに決まってる。彼が自分の妻に感じてるのは、ただの責任。でも私には愛情がある。その差は大きい】 コメント欄には非難が殺到していた。 しかしそのコメ主は、見下すような口調で一つ一つ返信していた。 高評価コメントの一つに、こんなものがあった。【どういう気持ちでそれを言ってるの?どうせ不倫相手でしょ?】 コメ主は返信した。【ううん、愛されてるってこと。あの男は毎年決まって2ヶ月間、私の家に来てくれるの。どんな時でも。妻の両親の命日ですら、私の隣にいてくれた。『お前の顔を見てると、ホッとできる』だって】 その文章を読んだ途端、梓は息ができなくなった。背中の手術痕がドクドクと脈を打つように痛みだした。
8.3 22 Chapters
愛した日々は、もう戻らない

愛した日々は、もう戻らない

娘の一歳の誕生日。初めての選び取りだった。 夫の佐倉湊(さくら みなと)が用意した箱から、娘は女性ものの下着を取り出した。 その場が凍りつく中、葉山奈々(はやま なな)だけが「あっ」と声を上げ、両指を小さく合わせて子猫のような表情で私に謝る。 「ごめんごめん。この前、湊とふざけて交換した時のやつ、持って帰るの忘れちゃった……紗耶さん、気にしないでね」 せっかくの誕生日祝いを台無しにしたくなくて、私は何事もなかったかのように必死にこらえた。 気を取り直して、二度目の選び取り。 今度は、娘の手が厚みのある封筒に伸びた。 親族からのお祝いだろうと思い、ろくに中身も確認せずに受け取る。 すると、奈々がぷっと吹き出した。 「紗耶さんってば、がめつすぎない?中身も見ずに受け取るなんてさ。まさか、お祝い金でも入ってると思った?」 奈々はその封筒から一枚の書類を引き抜き、私のほうへバサッと投げてよこした。 ばらばらと床に落ちた紙を見て、ようやく気づく。 娘が選び取ったのは、私と湊の離婚届だった。 私は呆然と湊を見つめた。 「あなた……私と離婚したかったの?」 湊は一瞬、言葉に詰まった。けれどすぐに奈々を庇うように前へ出る。 「紗耶、違う。ただの冗談だって。真に受けるなよ。奈々の悪ふざけだ」 その背後から、奈々がひょっこり顔を出した。 「悪ふざけ?湊、まさか今さら弱気になってるの?」 祝いの席は水を打ったように静まり返り、客たちの視線が一斉に私へ向けられた。 長い沈黙の末、私は泣きも騒ぎもしなかった。皆が固唾をのんで見守る中、ペンを取り、離婚届の署名欄に「紀野紗耶(きの さや)」と迷いなく書き込んだ。 「分かったわ。離婚する」 娘が選んだものは、笑って受け止めるつもりでいた。 それが、たとえ離婚届だったとしても。
4.5 9 Chapters
さよなら、昨日の私たち

さよなら、昨日の私たち

海外で8年過ごした後、私は特別なオファーを受けて帰国した。ある研究会での発表を終えた後、まさか、そこで元カレの新井真司(あらい しんじ)と再会した。 真司は、よりを戻したいと言って、私にプロポーズしてきた。 その場にいた研究所の元同僚たちは一斉に囃し立てて、私が感動しながらプロポーズを受けるのを期待していた。 なぜなら彼らは皆、私がかつて真司のためなら全てを投げ出せるほど、彼のことを愛していたのを知っているから。 でも、彼らは8年前、あの新製品の発表会で、真司が冷たい顔で私のプロポーズを断ったことを忘れてしまったみたい。あの時、真司は可愛がっていた後輩に賞をとらせるために、大勢の記者の前で、私がその後輩の研究成果を盗んだと濡れ衣を着せたんだ。 私は必死で潔白を主張したけど、真司が用意した完璧な偽りの証拠のせいで、どうにもならなかった。 真司は、その後輩がメディアを操作して、私をネット中で攻撃するのを黙って見ていた。 私が何年も頑張ってきた研究は、私の黒歴史になった。そして、長年育んできた恋は、笑いものになったんだ。 あの日から、私は海外へ逃げるようにして国を離れるしかなかった。 それなのに今、私の目の前で、真司は指輪を手に片膝をついている。爽やかな笑顔で、こう言ったんだ。「もう全部、過去のことだ。俺はもう怒ってないからさ。せっかくお前も戻ってきたんだし、結婚しよう」 でも真司は知らない。私がもう、結婚しているなんて。
6.3 27 Chapters
あなたの後悔に、私は署名しない

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久我言司(くが げんじ)のために八年間、日陰の存在として、部下として、身を粉にして尽くし続けてきた。 私をそんな夢物語から現実に引き戻したのは、会社の清掃員のおばさんだった。 深夜の残業中。私は温かい海鮮粥と胃薬を、言司のデスクにそっと置いた。 「久我社長、冷めないうちに召し上がってください。また胃が痛くなりますから」 言司はモニターの財務報告書から目を離そうともせず、「ああ」という空返事すら寄越さない。 粥の器を少しでも彼の手元へ近づけようとした、そのときだった。 傍らでゴミ箱を片付けていた清掃のおばさんが、ふと作業の手を止めた。 「お嬢さん、もういいんじゃないですか。社長なら、別の子が持ってきたお弁当をもう召し上がりましたよ。あのきれいなお弁当箱は、まだうちのカートに捨ててあるんですから」 私の手が、宙で凍りついた。 言司がキーボードを叩く音も一瞬途切れ、わずかに眉間が寄せられる。 五十代の清掃員。ただ黙々と社内を清掃しているだけのおばさんにすら、とっくに見抜かれていたのだ。 ――この男は、私のことなどこれっぽっちも愛していないのだと。 立ち上る海鮮粥の湯気を見つめていると、ふと、そんな思いが頭をよぎった。青春のすべてを捧げたこの八年間が、まるで滑稽な茶番劇のように思えてきたのだ。 私は静かに手を伸ばし、粥を容器ごとゴミ箱へ落とした。 「そうですね。社長のお口に合う味も、どうやら変わってしまったみたいですから」 それが、彼を人生の最優先事項にしてきた私にとって、最後の夜となった。
5 11 Chapters
不器用な言葉たちへ

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久しぶりに付き合った彼氏が、突然消えてしまう。SNSだけでなく、存在ごと消えてしまった。連絡先はネット上のみ。遠距離恋愛をしていた理桜(りお)と彼氏の伊都(いと)の間にはいったい何があったのか。 そのことをひたすら小説として書いていく。頭を整理したくて、今までの行動や言動を振り返っていく。散々迷惑をかけておいて彼氏を見つけるとか……あまりにも自分勝手なんじゃないか、と考えてしまうが、もう既に書く手は止まらない。
0 13 Chapters

小説を投稿するのに最適なサイトは?人気の投稿サイトを比較

1 Answers2026-03-16 19:29:51
小説をネットに投稿するとなると、選択肢は意外と多い。まず挙げられるのが『小説家になろう』で、ここはライトノベル風の作品が特に活発にやり取りされている印象。異世界転生ものやファンタジーが多く、読者層もそのジャンルを好む人が集まっている。書き手にとっては、とにかくアクセス数を稼ぎやすいのが強み。ただし、競争率が高いので目立つ作品じゃないと埋もれがちというデメリットもある。

次に『カクヨム』は、もう少し幅広いジャンルに対応しているサイト。純文学っぽいものからエンタメ小説まで、様々な作品が並んでいる。機能面では、章ごとに細かく評価が付けられるシステムが特徴で、読者の反応を逐一チェックしながら書き進めたい人には向いている。スマホアプリの使い勝手も良いので、移動中によく読む層からのアクセスも期待できる。

『アルファポリス』は商業出版へのルートが開けている点が魅力。ここで人気が出ると、編集者の目に留まって書籍化の話が来る可能性がある。ファンタジーや恋愛ものが多いが、サイト内で定期的に開催されるコンテストに応募すると、賞金がもらえるチャンスもある。ただし、ある程度の文章力がないと厳しい世界なので、初心者には敷居が高いかもしれない。

『ハーメルン』は少しマニアックな趣向の作品が集まる場所。SFやホラーなど、ニッチなジャンルを書いている人には居心地が良いかも。読者層はコアなファンが多いので、熱心なフィードバックが欲しい人におすすめ。各サイトごとに雰囲気が違うので、自分の作品のテイストに合ったところを選ぶのが成功の秘訣だと思う。

小説投稿サイトのおすすめはどこですか?

3 Answers2026-02-24 12:54:05
創作活動を始めたばかりの頃、どこに作品を公開するか迷ったものだ。今では『小説家になろう』が定番の選択肢になっているが、その理由は読者層の厚さとフィードバックの速さにある。

特にファンタジーや異世界転生ものなら、ここを超えるサイトはまず見当たらない。毎日更新される作品の数は半端じゃなく、ライバルも多いけど、その分読者が集まりやすい。書き手同士の交流も活発で、感想戦という独自の文化まで生まれている。

ただし、ガイドラインが厳しめなのが玉に瑕。表現規制に引っかからないよう、下調べは必須だ。

おもしろい文章で人気のブロガーは誰?

4 Answers2026-03-11 09:32:59
ブログ界隈で特に注目を集めている書き手の一人に、日常の些細な出来事を極上のエッセイに昇華させる人がいます。独特のユーモアセンスと、誰もが共感できる切り口が特徴で、電車での出来事やスーダーのレジ待ちといった平凡な体験が、読むとくすっと笑える傑作に変わります。

彼女の文章の魅力は、飾らない言葉遣いの中に潜む深い観察眼。例えば『コンビニのおにぎりを選ぶときの人類学』という記事では、誰もが無意識に行う選択行動を、まるで野生動物の生態を分析するように描写していました。読後、自分が普段何気なくやっている行動の背景を考えさせられるのが最大の特徴です。

投稿者は夢 小説 と はどのサイトに公開すべきですか?

4 Answers2025-11-11 22:14:02
ページを巡るうちに自然と候補が絞れてきた経験から話すと、まずは投稿先の“見られやすさ”と“コミュニティの好み”を天秤にかけるのが大事だと感じる。たとえば、イラストとの親和性が高く、タグ検索で読者が拾いやすい場所を求めるなら'pixiv'が魅力的だ。夢小説タグが確立しているため読者層に直接リーチしやすく、挿絵や表紙を頼めるクリエイターとも繋がりやすいのが利点だ。

ただし注意点もある。利用者は若年層が多いため表現の扱いに配慮が必要で、長編管理やシリーズ更新の仕方も工夫がいる。私は過去に短編連作で実験したとき、タグ付けと目次ページを工夫するだけで閲覧数がぐっと伸びた。操作が簡単で画像も活用できるから、夢小説の雰囲気作りに適した選択肢だと思う。

懇切丁寧なアドバイスがもらえる作家インタビューサイトは?

3 Answers2025-12-05 07:25:25
作家インタビューを探しているなら、まずチェックしたいのは『作家の読書道』というサイト。ここでは芥川賞や直木賞作家の創作秘話から日常の読書習慣まで、掘り下げた質問が特徴だ。特に面白いのは、執筆時のルーティンや失敗談を赤裸々に語るコーナーで、書き手の人間味が伝わってくる。

インタビュアーが作品を深く理解しているからこそ、『あのシーンの意図は?』といった核心に迫る質問が多い。新人作家の特集も充実しており、デビュー作が生まれた背景を知れる貴重な情報源だ。文体の癖を分析するコラムも参考になる。

おすすめの小説投稿サイトは?プロも利用しているサイトが知りたい

2 Answers2026-03-16 17:51:40
小説を書いて公開したい人にとって、プロも利用しているサイト選びは重要なポイントですね。最近ではさまざまなプラットフォームが存在しますが、特に注目されているのは『小説家になろう』です。ここは日本最大級の投稿サイトで、『転生したらスライムだった件』や『無職転生』のような大ヒット作が生まれた場所として知られています。プロの作家スカウトも頻繁に行われており、商業出版への架け橋として最適です。

もう一つ外せないのが『カクヨム』でしょう。使いやすいインターフェースと丁寧なフィードバックシステムが特徴で、文学的な作品からライトノベルまで幅広いジャンルに対応しています。編集部によるコンテストが定期的に開催されるため、実力次第で早くからプロの目に留まるチャンスがあります。角川や集英社といった大手出版社との提携も強みです。

アルファポリスは商業化実績が豊富な老舗サイト。ファンタジーや恋愛ものに強く、独自の電子書籍ストアを持っているため、収益化の面でも有利です。新人賞の受賞作がそのまま書籍化されるケースも少なくありません。

より国際的な舞台を目指すなら『ScribbleHub』がおすすめ。英語圏の読者を対象にしたプラットフォームで、日本発の異世界転生ものにも熱心なファンが多くついています。多言語対応を考えている作者には特に有益でしょう。

どのサイトも一長一短ありますが、作品のジャンルや目指す方向性に合わせて選ぶのが賢明です。読者層の傾向やシステムの使い勝手を実際に体験してみると、より明確な判断ができるはずです。

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