古典的な謎掛けを探すなら、まずは名作に収められた元ネタから当たるのが手っ取り早い。たとえばルイス・キャロルの言葉遊びや謎めいた箇所は、'Alice's Adventures in Wonderland' や 'Through the Looking-Glass' の中に散りばめられている。国会図書館や大学図書館の所蔵本、あるいは注釈付きの文庫版を手に取れば、当時の注釈や訳者の解説と合わせて楽しめる。
具体例として、'Romeo and Juliet'のような古典的な英語劇にある“grave”の二重意味(厳粛/墓)を考えると、そのまま漢字一つで両方を担う表現は少ない。だから僕は意味の優先順位を決める。笑いを優先するなら別の語で別の二重意味を作ってしまうこともあるし、原語の雰囲気を残したければ注釈や台詞の流れで補って読み手にヒントを与える。原文の遊び心を読み手に届けるためには、柔軟に“同じ効果”を再創造する覚悟が必要だと感じる。