英語の原詩と日本語の唱歌を並べて示すと、比較がぐっとしやすくなるよ。
僕が普段見比べるときに基準にしているのは、まず英語の代表的な stanza(節)をそのまま載せること。英語の有名な一節は次の通り。
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.
次に日本語で学校などでよく歌われる『きらきら星』の訳詞を示すね。これが日本語版の典型的な形。
きらきら光る
お空の星よ
まばたきしては
みんなを見てる
きらきら光る
お空の星よ
これらを見比べると、英語は疑問と比喩(“how I wonder”, “like a diamond”)で観察者の驚きが表現されているのに対し、日本語は視覚的な反復表現(“きらきら”“まばたき”)で親しみやすさを出している。メロディ自体は英語の童謡と同じ旋律で歌われることが多く、英語圏の別の童謡である'Baa, Baa, Black Sheep'と旋律を共有している点も面白い。歌詞を比べるときは、意味の直訳だけでなくリズムや語感も意識すると、違いがもっと実感できるよ。