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『つねる』という行為が物語の鍵を握る青春映画なら、'君の膵臓をたべたい'の名シーンが光る。主人公が病気のヒロインを励ますために、彼女の頬を軽くつねる瞬間がある。一見乱暴に見えるこの動作には、『生きている実感』を分かち合いたいという切ない思いが込められていた。
この作品では、つねることが生死をかけた愛情表現に昇華している。普通なら恋人同士のキスや抱擁を使うところを、あえて不完全で不器用な身体接触で表現したのが斬新だった。青春の儚さと強さが同時に伝わってくる。
つい先日観た台湾映画'あの頃、君を追いかけた'で、男子生徒が好意を伝える方法としてつねるシーンが何度か出てきた。文化の違いか、日本では考えられない表現方法に最初は驚いたが、よく考えればこれも青春らしい不器用さの現れだ。
特に印象的だったのは、主人公が想い人に勉強を教えるふりをして、わざと間違えた問題に気付かせるため彼女の手をつねる場面。照れくささから生まれた独特の愛情表現が、台湾の高校生活のリアリティを感じさせた。海外の青春映画ならではの発見があった作品。
青春映画で『
つねる』が象徴的に使われる作品といえば、'わたしの厄介なお姉さん'を思い出す。主人公が不安な時に自分を現実に引き戻すために腕を強くつねる癖がある。この動作は単なるクセではなく、家族との複雑な関係や自己肯定感の低さを表現する重要なシンボルになっている。
特にクライマックスで姉妹が和解するシーンでは、主人公が今までつねっていた腕を優しく包み込む演出が印象的。小さな身体的行為が感情の変化を可視化する素晴らしい例だと思う。青春の痛みと成長をこれほど繊細に描いた作品はそう多くない。
2000年代の韓国映画'僕の彼女を紹介します'では、つねることが一種の愛情表現として描かれていた。幼なじみの男女が互いの頬をつねり合うシーンが何度も登場し、それが成長と共に意味を変えていく。子供の頃は単なる悪ふざけだったものが、思春期には複雑な感情を込めた行為になり、最終的にはお互いを確認し合う手段になる。
特にラストシーンで、主人公がヒロインの頬を優しくつねる仕草に、言葉以上の情感が込められていた。こうした小さな動作の積み重ねが青春映画の深みを作るんだなと感じた。