「訝し」と「怪しい」の違いは何ですか?

2026-01-11 02:31:39 86

3 Answers

Liam
Liam
2026-01-12 04:27:33
「訝し」と「怪しい」はどちらも何かがおかしいと感じる時に使う言葉だけど、微妙なニュアンスの違いがあるよね。

『訝し』は古風な響きがあって、文学的な作品や時代劇なんかでよく見かける表現だ。例えば『彼の言動に訝しさを覚えた』とか。どちらかというと、理性的に「これはおかしい」と疑問を持ってる感じで、感情より思考に重きを置いてる。

一方『怪しい』はもっと日常的で、感情的な疑念を含むことが多い。『あの人怪しい』と言えば、単に疑問を持つだけでなく、不信感や警戒心も含まれてくる。『怪しい人影』とか『怪しい物音』みたいに、直感的な「何か危ないかも」というニュアンスが強い気がする。
Peter
Peter
2026-01-13 02:59:23
この二つの言葉を比べてみると、面白い発見がある。『訝し』を使う時は、対象に対して少し距離を置いた冷静な観察者の立場で、『怪しい』はもっと身近で即時的だ。

例えば推理小説の主人公が『犯人の証言に訝しさを覚える』と言えば、じっくり推理を重ねている感じがするけど、『犯人の行動が怪しい』だと、もっと緊迫感があって即座に警戒している印象を受ける。

言葉の成り立ちから見ても、『訝』という漢字自体が『疑わしい』という意味を持ってて、『怪』は『不思議』『異様』というニュアンスが強い。だから同じような場面でも、選ぶ言葉で伝わる印象が結構変わるんだ。
Kieran
Kieran
2026-01-16 20:52:24
若い世代だと『訝し』って言葉、ほとんど使わないかも。友達と『あの人ちょっと怪しくない?』とは言うけど、『あの人訝しい』とは言わないよね。

時代と共に言葉の使われ方も変わるから、『訝し』はだんだん文学作品や硬い文章の中だけの表現になってきてる気がする。逆に『怪しい』はスラングみたいに『怪しいよね~』って軽く使ったりして、すごく柔軟な言葉だ。

面白いのは、『怪しい』には『怪しいカップル』みたいにポジティブな使い方もあること。『訝し』にはそういう遊び心のある使い方はないから、言葉のキャラクターの違いがよく分かる。
View All Answers
Scan code to download App

Related Books

愛と憎しみのすれ違い
愛と憎しみのすれ違い
2年間行方不明だった夫は、新しい恋人と新しい名前を手に入れて戻ってきた。 彼の記憶の中で、私は彼を不幸にした悪い女になっていた。 首を掴まれ、その目には憎悪が渦巻いている。 「よくも俺を探しに来られたな」 そして彼がすべてを思い出した時、許しを乞うために全世界に愛を宣言してきた。 でもそれはすべて、私を奈落の底に突き落とすためだった。
9 Chapters
すれ違い
すれ違い
薄暗い個室の中、児玉茂香(こだま しげか)はずぶ濡れのまま中央に立ち尽くしていた。血の気が引いた頬は凍えるように冷たく、その色は失われていた。寒さで震えが止まらず、ビンタされた頬がヒリヒリと痛んだ。 再び、氷水の入ったバケツが頭から浴びせかけられたその時、無機質なシステムの音声が響いた。 「宿主様、任務完了が近いことを検知しました。もう少しの辛抱です」 茂香は思わず息を呑んだ。胸がキュッと締め付けられ、今にも泣き出しそうだった。 3年間、耐え忍んできた。やっと、愛しい彼と再会できるのだ。 茂香は柏原若彰(かしわら わかあき)など好きではない。彼女が愛しているのは、朝霧陸(あさぎり りく)という男だ。 陸とは幼馴染として育った。生母を亡くし、この世界で恐ろしい継母にいじめられていた時に、彼女を守ってくれたのは陸だけだった。 愛情に飢えていたあの頃、茂香は陸と出会った。それ以来、彼女の心の傷を癒せるのは陸だけだった。 数えきれないほどの昼と夜を、陸はそばにいてくれた。もうすぐ結婚し、やっと安らぎの場所が手に入ると思った矢先、陸は死んだ。 何者かの罠にはまり、出張先で崖から転落。遺体すら見つからなかった。 絶望の淵に立たされ、陸の後を追おうとした茂香の前に、システムが姿を現した。 任務は、柏原若彰と結婚すること。 結婚式さえ無事に終えれば任務完了となり、陸は戻ってくるという......
26 Chapters
新しいパパとママとの巡り会い
新しいパパとママとの巡り会い
正月の前夜、私が窓をちゃんと閉めなかったせいで、妹がくしゃみをした。 父の楚山太郎(そやま たろう)と母の麻里子(まりこ)は怒って、私を家から蹴り出し、真っ暗な中で薪を拾ってこいと命じた。 家の中では家族が集まり、笑いながら妹にお年玉を渡している。 私は泣きもせず、騒ぎもせず、慣れた手つきで背負い籠を背に、風雪の中を山へ向かった。 けれど薪は見つからず、代わりに男を見つけてしまった。 彼の脚は岩の隙間に挟まれ、血まみれで見るからに痛々しい。 私に気づいた彼は、かすれた声で言った。 「お嬢ちゃん、俺を助け出してくれたら、何でも望みを叶えてやる」 私はぼんやりと顔を上げ、視線を合わせた。 「本当に?じゃあ、私のお父さんになってほしい」
9 Chapters
あの人は、遠い時の中に
あの人は、遠い時の中に
結婚式まであと五日。林詩織(はやし しおり)はパソコンで「結婚式のサプライズゲーム」を調べていた。そのとき、画面の右下に、LINEの新着通知が表示される。 【私、もうすぐ結婚するんだ。後悔してる?】 【綾香、今の俺はお金も地位も手に入れた。もう一度俺を見てくれ。 君さえ望めば、新婦なんて今からでも替えられる】 …… どのメッセージも、全部彼女の婚約者――瀬川湊(せがわ みなと)が送ったものだ。 しかも、その送り相手は他でもない。 彼女の義姉――林綾香(はやし あやか)。 たぶん湊は、まだ自分のLINEがノートパソコンでログインしっぱなしになっているのを知らなかったのだろう。 詩織は、そのやり取りを呆然と見つめている。 自分より七つ年上で、いつも自信に満ちて落ち着いた湊が、別の女性の前では、まるで子どもみたいに執着と未練をぶつけている。 画面いっぱいに並ぶ長文のメッセージは、婚約者が義姉に抱いてきた、報われない愛と苦しみのすべてを語っていた。
22 Chapters
娘の命が危ないのに、夫は幼馴染とサッカー観戦していました
娘の命が危ないのに、夫は幼馴染とサッカー観戦していました
娘が急性アレルギーを起こしたとき、彼女を救えるのは専門医である夫だけだった。 緊急事態の中、私は夫に電話をかけたが、応答したのは彼の幼馴染だった。 「司(つかさ)は忙しいの。何もないなら電話しないで」 怒りより焦りが勝ち、私はただ必死に言った。 「すぐに司を病院に来させて!青(あお)が発作を起こしたの、彼がいないと助けられない!」 電話越しに聞こえるのは司の不機嫌そうな声だった。 「たかがサッカーの試合を観てるだけだ。娘の命を使って冗談を言うなよ。お前には失望した」 結局、娘は全身に赤い発疹を残したまま病院で息を引き取った。 涙を拭い、私は冷たい声で電話をかけ直した。 「離婚しましょう」 しかし、最初に耳にしたのは司と月悠(つくよ)の笑い声だった。しばらくして、彼はやっと応えた。 「離婚か。それでいい。ただし、娘は俺のものだ」
5 Chapters
人生は夢の如し
人生は夢の如し
「堀川さん、妊娠してもう6ヶ月ですよ。赤ちゃんはすでにしっかりと成長しています……本当に中絶するおつもりですか?病院側としては、どうしてもおすすめできません」医師は困ったように口を開いた。 堀川和沙(ほりかわ かずさ)は無意識に、もう大きく膨らんだお腹をそっと押さえた。6ヶ月、赤ちゃんは母親の体の中で、ほんの小さな粒のような存在から、少しずつ、少しずつ大きくなってきた。本当に心が完全に折れてしまわない限り、どんな母親が、生まれてくるはずの我が子を手放せるだろう? 胸を締め付けるような沈黙のあと、和沙は深く息を吸い込み、そして揺るぎない声で言った。「はい、決めました」
24 Chapters

Related Questions

「訝し」の類語や対義語は何ですか?

3 Answers2026-01-11 04:49:55
日本語には微妙なニュアンスを表現する素晴らしい言葉がたくさんありますね。『訝し』という言葉に近い表現としては、『怪訝』、『疑わしい』、『不審』といった言葉が挙げられます。特に『怪訝』は表情や態度に対して使われることが多く、『彼は怪訝な顔をした』のように、何かおかしいと感じている様子を表すのにぴったりです。 一方、『疑わしい』はもう少し広い意味で使われ、事実や人物の信憑性に対して疑問を抱くときに使います。『不審』はもっと具体的で、警察などが『不審者』と言うように、明らかに怪しいと感じる対象に用いられます。これらの言葉は、『訝し』が持つ「何か変だ」という感覚を、それぞれ少しずつ違った角度から表現しているんです。 対義語としては、『信頼できる』や『確かな』が適切でしょう。『訝し』が持つ疑念のニュアンスと対照的に、これらの言葉は安心感や確実性を伝えます。特に『確かな』は情報や証拠がしっかりしている様子を表すので、『訝しい情報』に対して『確かな情報』という対比が成立します。

「訝し」という言葉が使われている文学作品はありますか?

3 Answers2026-01-11 20:03:58
夏目漱石の『こころ』に「訝し」という表現が出てきますね。主人公が友人との関係に疑念を抱く場面で、この言葉が使われています。漱石は登場人物の心理描写に長けていて、微妙な感情の揺れを「訝し」という言葉で見事に表現しています。 この作品を読んでいると、人間関係における不信感や猜疑心がどれほど深い傷を残すかを考えさせられます。特に明治時代の知識人たちの繊細な心の動きが、「訝し」という一語から浮かび上がってくるのが印象的でした。言葉選びの巧みさに、改めて漱石の文学的才能を感じます。

「訝し」を使った例文を知りたいです。

3 Answers2026-01-11 03:54:55
ミステリー小説を読んでいると、この言葉がよく出てくる気がする。例えば、探偵が不審げに目を細めて『訝しげに証言を聞いていた』なんて表現、『名探偵コナン』でも見かけた覚えがある。 登場人物の微妙な心理描写にぴったりで、普通の『怪しい』よりずっと深みがある。特に相手の言葉に潜む矛盾を感じ取る瞬間、この表現が光る。最近読んだ『氷菓』の古典部シリーズでも、奉太郎がいつもこんな風に周囲を観察していたなあ。 日常会話ではなかなか使わないけど、文章にするとぐっと雰囲気が出るよね。若い世代にはちょっと古めかしく聞こえるかもしれないけど、それがまた味になる。

「訝し」という言葉の意味と使い方を教えてください。

3 Answers2026-01-11 20:36:41
「訝し」という言葉に出会ったとき、最初は少し古めかしい響きに驚いたものだ。主に「いぶかしい」と読み、疑わしい・怪しいという意味を持つ。平安時代の文学から現代の推理小説まで、幅広い文脈で登場する。例えば『源氏物語』で登場人物が不審に思う場面や、『名探偵コナン』の犯人追及シーンで「訝しげな視線」と表現されることがある。 この言葉の面白さは、単なる「怪しい」よりも深いニュアンスを含む点だ。相手の言動に理不尽さを感じつつも、どこか興味をそそられるような複雑な心理を表現できる。ネット掲示板で「このキャラの行動、訝しくない?」と使えば、単なる批判ではなく考察を促す柔らかい表現になる。使いこなせば会話の幅が広がる、そんな奥深い言葉だ。

「訝し」の語源や漢字の成り立ちについて教えてください。

3 Answers2026-01-11 08:35:10
漢字の『訝』は『言』と『牙』から成り立っています。これは古代中国で、鋭い牙のような言葉で相手を疑う様子を表していたと言われています。『し』は接尾語で、状態や性質を表す役割を持っています。 平安時代の文献では、『訝し』は『不思議に思う』『怪しいと感じる』という意味で使われていました。例えば『源氏物語』で光源氏が女性の行動に疑問を抱く場面などに登場します。現代では『訝しげな視線』のように、疑わしいと思う気持ちを表現する際に使われていますね。 興味深いのは、鎌倉時代の軍記物語では戦術の不審点を指摘する際にもこの言葉が使われていたことです。時代を超えて、人間の疑念を表現する言葉として生き続けているのが面白いところです。
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status