この言葉は日本の軍歌『月月火水木金金』の歌詞として広く知られていますが、実際の起源はさらに古いようです。
調べてみると、明治時代の海軍将校・秋山真之が使ったとされる記録があり、当時の厳しい軍隊文化を反映した表現だったと言われています。戦前の軍隊では「精神論で全てが解決する」という風潮があり、この言葉はその象徴的な表現として受け継がれていきました。
興味深いのは、同じフレーズが太平洋戦争中のアメリカ海軍でも『There are no stupid questions, only stupid people』として使われていたこと。厳しい訓練環境では似たような発想が生まれるのかもしれません。
この言葉に似た表現で思い浮かぶのは『三つ子の魂百まで』かな。幼い頃の性質は年を取っても変わらないという意味で、根本的な性格の変わりにくさを表現している点が共通している。
『馬鹿は~』の方がより辛辣だけど、『三つ子~』は諦めに近いニュアンスを含んでいて、使うシチュエーションが微妙に違う。どちらも人の本性の変わりにくさを指摘しているけど、前者は相手を変えようとする諦め、後者は最初から期待しない諦観みたいな違いがある気がする。
面白いことに、英語には『You can lead a horse to water, but you can't make it drink』(馬を水辺に連れて行けても、水を飲ませることはできない)という諺がある。これも似たようなニュアンスで、人の性質を変えることの難しさを表現している。
英語圏で『死なばもろとも』に近いニュアンスを伝えるなら『If I go down, I'm taking you with me』がしっくりきます。この表現は諦めや破滅的な状況での最後の意地を感じさせますね。
戦略ゲームやアクション映画でよく使われるフレーズで、特に『ジョン・ウィック』シリーズのような主人公が絶体絶命の状況で発するセリフに近いです。日本語の持つ『共倒れ』の美学とは少し違うかもしれませんが、英語圏の観客にはこの方が感情が伝わりやすいようです。
個人的には、この表現はゲーム内のボスキャラクターが最後の攻撃を仕掛ける時にも使われていて、非常にドラマチックな印象があります。
このセリフのニュアンスを英語で再現するのはなかなか難しいですね。直訳すると『Do it with the determination to die, you won't die』ですが、これだと英語圏の人には少し不自然に聞こえるかもしれません。
より自然な表現として『Go all out, you won't die』が近いと思います。『all out』は『全力で』という意味で、日本語の『死ぬ気で』に近いニュアンスがあります。スポーツの試合などでよく使われる表現で、『死なないから』の部分は『you won't die』とシンプルに訳せます。
ただし、このフレーズの持つ『命を懸けるほど頑張れ』という過激さは英語だと少しマイルドになってしまいます。文化の違いを感じる部分で、英語にはこれ以上強い表現がないのが残念です。