『出で立ち』って言葉、アニメやマンガでよく見かけますよね。あのキャラクターが初めて登場するシーンとか、戦闘前に衣装を着替える場面で使われたりします。そもそも古語の『出で立つ』が語源で、『姿を現す』とか『装いを整える』ってニュアンスが強いです。
例えば『鬼滅の刃』で炭治郎が
鱗滝
左近次から受け継いだ市松模様の羽織を着るシーンは、まさに『出で立ち』の典型。あの瞬間から彼の覚悟が視覚化されるんですよね。衣装だけでなく、武器を構える仕草や表情の変化も含めて『出で立ち』と呼ぶ場合が多いです。ファンタジー作品なら魔導服に着替えるシーン、スポーツものだとユニフォーム姿の初登場なんかも該当します。
面白いのは、この言葉が単なる外見の変化以上に、キャラクターの内面の成長を象徴する演出として使われること。『進撃の巨人』でミカサが初めて立体機動装置を装着するシーンなんか、技術の習得より精神的な決意表明としての意味合いが強いですよね。