4 คำตอบ
音楽が演出の主役になる瞬間って、コメディ映画ならではだと思う。『ルパン三世』の実写版で、峰不二子が登場するたびに流れるあのセクシーなジャズ風テーマは、あまりに大げさで逆に笑えるし、『キングスマン』の教会シーンにクラシックをぶっ込む発想も凄まじかった。サウンドトラックのプロたちは、観客の予想を裏切る音の配置で笑いを誘うのが本当に上手い。
特に好きなのは、『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメ版で、緊張感のあるシーンに突然昭和歌謡が流れるあのギャップ。作品の世界観を壊さずにいかに観客を笑わせるか、という音響監督の遊び心が伝わってくる。こういうサウンドトラックは、何度見直しても新鮮な驚きがある。
軽妙なサウンドトラックと言えば、まず頭に浮かぶのは『アメージング・スパイダーマン2』のエレクトロシーンだ。あのシーンのビジュアルと不気味に陽気な音楽の組み合わせは、ヴィラン登場シーンなのに思わず笑ってしまう絶妙なバランス。コメディ映画に限らず、アクションやSF作品でも、意図的に音程を外したシンセ音や大げさなブラスセクションを使うことで、作品全体に遊び心を添えている例は多い。
『ゴーストバスターズ』のテーマ曲のように、30年経っても色あせない楽曲は、シリアスなハーモニーとコミカルなリズムが同居しているのが特徴。こういった曲は、単なるBGMではなく作品のキャラクターそのものを音で表現している感じがする。
映画音楽って、作品の空気を一瞬で変える魔法みたいだよね。特にコメディ作品のサウンドトラックは、シーンのテンポを上げつつも、登場人物の動きと完璧にシンクロしていることが多い。例えば『スーパーバッド』の変てこなファンク調のBGMは、主人公たちのドタバタを十倍面白く見せるし、『デッドプール』のポップな選曲は暴力シーンすら陽気に感じさせるから不思議。
楽器の使い方も秀逸で、トロンボーンのスライド音やピアノの不協和音がわざとらしく入ることで、観客に「これは冗談だよ」と合図を送っている気がする。最近だと『ミニオンズ』シリーズのサウンドトラックが、196年代のスパイ映画風の音楽と現代のEDMを混ぜた独自のスタイルで、子どもから大人まで楽しめる仕掛けになっているのが印象的だった。
コメディ映画の音楽で忘れられないのは、『銀魂』のアニメ版で万事屋の日常シーンに流れる和風テイストのBGMだ。三味線とドラムの組み合わせが妙に現代的で、作品の和テイストとSF要素が混ざった独特の雰囲気を完璧に表現している。サントラの面白さは、シリアスな曲調の中に突然おかしな効果音が混ざったり、主題歌の替え歌バージョンが挿入されたりするところ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムトラベルシーンの音楽も、緊張感とユーモアが絶妙にブレンドされている。こういうサウンドトラックは、映像だけでは伝わらない作品の温度を音で補完している感じがする。