『アナスタシア』のリメイクについて考えると、音楽のクオリティをどう維持するかが大きな課題です。『Journey to the Past』のような名曲たちは90年代アニメーションの黄金時代を代表するものです。最近のディズニー実写版はオリジナル楽曲を削ることが多いですが、この作品ではそれが致命傷になりかねません。
ツムツムでおなじみの『毛が三本のツム』は、実はディズニーの短編アニメ『Three Little Pigs』(1933年)に登場する狼が元ネタなんですよね。あの狼がフーフーと家を吹き飛ばすシーンで、毛が三本だけ逆立っている姿が特徴的で、それがキャラクター化されたみたい。
面白いのは、このキャラがツムツムシリーズで独自の愛嬌を獲得した点。原作ではむしろ悪役なのに、ツム化によってコミカルで憎めない存在に昇華されています。ディズニーの昔の短編を深掘りすると、こういう隠れた名脇役がたくさん眠っているのが魅力ですね。特に1930年代のシリー・シンフォニー作品には、現代のキャラクター商品のネタ帳のような要素が詰まっています。