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海外のプロジェクト・グーテンベルクに似たサービスで、作家がクリエイティブ・コモンズライセンスを採用している作品を集めたサイトがあります。ただしエリクセン作品の多くは商業出版されているため、こうしたプラットフォームで見つけるのは至難の業。代わりに、作者がゲストとして参加したアンソロジー作品の一部が無料公開されていることがあるので、ファンサイトやフォーラムを丹念にチェックしてみてください。先月見つけた短編『竜の息吹』はそんな偶然の収穫品でした。
青空文庫のような古典作品中心のサイトとは異なり、現代作家の著作を無料公開しているケースは稀です。エリクセンの場合、公式サイトで短編サンプルが公開されていることがあるので、まずはそこから試読してみましょう。『旅の始まり』の冒頭章が読めた時は、文体のリズムを確認できて助かりました。完全な著作を無料で読みたければ、作者が自ら公開しているブログやSNSでの連載物を探す手もありますね。
エリクセンの作品を無料で読む方法を探しているなら、まずは公共図書館の電子書籍サービスをチェックしてみる価値があります。多くの自治体がLibbyやOverDriveと提携しており、住民登録さえあれば無料で借りられます。
最近では『神々の記録』をこの方法で読みましたが、待ちリストが長いのが難点ですね。それでも合法で安全な方法ですから、焦らずに順番待ちするのがおすすめです。気長に待てば、高品質な翻訳版をタダで楽しめますよ。
出版社のキャンペーンを利用する手もあります。新刊発売記念に限定期間で既刊の一部を無料配布することが増えてきました。メールマガジンに登録したりSNSをフォローしたりして情報をキャッチしましょう。私もこの方法で『忘却の森』の第一章をゲットしたことがあります。もちろん完全版を読むには購入が必要ですが、作品の雰囲気を掴むには十分です。
大学図書館のオンラインリソースにアクセスできるなら、学術データベースで検索してみてください。文学研究の対象として収録されている可能性があります。一般向けではありませんが、関係者に協力してもらえば閲覧できるケースも。先日友人から『王たちの道』の学術版PDFを見せてもらい、注釈付きで読む新鮮な体験ができました。