この言葉が生まれた背景には、オタク文化の社会的な認知度の低さがあった。90年代後半から『
おたく』という言葉が一般的になり始めたが、同時に『電車男』のようなステレオタイプも広まってしまった。そこからさらに派生した『キモオタ』は、『エロゲーオタク』や『萌え系アニメ』に没頭する人々を揶揄するために使われ始めた。
興味深いのは、当初は蔑称として使われていたこの言葉が、コミュニティ内で逆手に取られるようになった点だ。『俺はキモオタだから』と自虐的に言うことで、ある種の結束力やアイデンティティを形成する例も見られる。ただし、この言葉の使用には注意が必要で、不用意に他人に使うと深刻な傷をつける可能性がある。