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スプラッタ映画の醍醐味は、なんといってもその過剰な表現力にあると思う。『パニッシャー』のようなコミック原作の作品もいいが、個人的に思い出すのは『デス・プルーフ in グラインドハウス』だ。クウェンティン・タランティン監督らしい暴力の美学が全開で、特に車を使った連続殺戮シーンは圧巻。
ただし、最近では『レディ・プレイヤー1』のようなVRを題材にした作品も増え、スプラッタの定義が広がりつつある。仮想空間での暴力描写は現実との境界があいまいで、新たな恐怖を生み出している。伝統的なゴア表現と最新テクノロジーの融合は、このジャンルの未来を暗示しているようで興味深い。
80年代のカルトムービーを語るなら『リターン・オブ・ザ・リビングデッド』は欠かせない。ゾンビものながら、コミカルな要素と過激なスプラッタ描写が同居している珍しい作品だ。特に脳を食べるシーンのインパクトは強烈で、当時の特殊メイク技術の高さも感じさせる。
最近では『ハッピー・デス・デイ』のようなリプレイものを好む人も多い。同じ日の死を繰り返す主人公の設定が新鮮で、スプラッタ要素よりもストーリーの面白さに重点を置いている。ジャンルの進化を感じる一作だ。
血みどろの表現が芸術的とも言えるスプラッタ映画で、まず挙げたいのは『エクソシスト』の影響を多分に受けた『エヴィル・デッド』シリーズだ。サム・ライミのデビュー作であり、低予算ながらもクリエイティブな特殊効果とブラックユーモアが絶妙に混ざり合っている。特に『エヴィル・デッド 2』は、ホラーとコメディの要素を高い次元で融合させた作品として知られている。
一方で、より現代的な作品なら『ソウ』シリーズも外せない。単なるゴア表現ではなく、心理的な緊張感を巧みに利用した点が特徴だ。ジグソウのゲームに巻き込まれた犠牲者たちの描写は、観客に「もし自分だったら」と考えさせずにはいられない。スプラッタ要素だけでなく、ストーリーの緻密さも評価できるポイントだろう。