ト書きの多さが読みやすさに影響するかは、その作品のスタイルや読者の好みによるところが大きいですね。
例えば、『涼宮ハルヒ』シリーズの軽妙な会話劇と、『空の境界』の重厚な
情景描写を比べると、前者はト書きが少なくキャラクターの掛け合いで物語が進むのに対し、後者は細かな情景説明が幻想的世界観を構築しています。どちらも傑作ですが、求める読者体験が全く異なります。ト書きが多い作品は映画的なイメージを喚起しやすい反面、慣れない読者には情報過多に感じられることも。
重要なのはバランスで、必要以上に長いト書きが続くと確かに疲れる場合があります。でも、『
化物語』のようにト書き自体に個性があり作品の魅力になっているケースもあるので、単純に量だけで判断できない面白さがあります。