ノーチラス号の動力システムは実際に可能?

2026-07-10 20:16:24
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助っ人 先生
ジュール・ヴェルヌの『海底二万里』に登場するノーチラス号の動力システムについて考えてみると、当時の技術水準からすればまさに夢の装置だったでしょう。電気を動力源とする潜水艦という発想自体、19世紀後半では革新的でした。

現代の技術で見れば、高容量バッテリーと電気モーターの組み合わせは現実的です。実際、原子力潜水艦以前にはディーゼル・エレクトリック方式が主流でした。ただし、ノーチラス号のように海水から直接電力を取り出すという発想は、現在でも実用化されていません。海洋エネルギー利用の研究は進んでいますが、ヴェルヌが描いたほどの効率はまだ不可能です。

興味深いのは、ヴェルヌがナトリウム・水銀アマルガム電池を想定していた点。これは当時開発されていたダニエル電池などの発展形で、科学的な裏付けのある想像力と言えます。
2026-07-11 00:12:28
6
文友 受付
ノーチラス号の動力システムを考える時、忘れてならないのはヴェルヌが生きた時代背景です。産業革命の真っ只中で、科学技術の進歩に人々が熱狂していた時期。電気という新しいエネルギー源への期待が、このような発想を生んだのでしょう。

現代の潜水艦技術と比較すると、動力源の選択は異なりますが、電気推進という基本コンセプトは正しかった。ただ、ヴェルヌの描いた具体的な発電方法は、現在の科学では説明できない部分が多い。それでも、当時の読者にとっては十分に説得力のある描写だったに違いありません。
2026-07-12 02:53:32
5
Leah
Leah
お気に入りの本: 愛よりお金?後悔する夫
読書民 美容師
ヴェルヌのノーチラス号のコンセプトは、当時の科学技術をどこまで先取りしていたのかという視点で考えると面白い。動力システムの核心は、ほぼ無尽蔵の電力供給源にある。現代の原子力潜水艦と比較すると、持続性という点では似通っていると言える。

しかし具体的な電力生成方法となると、現実との隔たりが大きい。海水から直接電気を得る技術は、現在でも大規模な実用化には至っていない。海洋温度差発電や塩分濃度差発電などの研究はあるものの、潜水艦の主動力として使えるレベルではない。ヴェルヌの想像力の豊かさは、こうした現実との比較でより際立ちます。
2026-07-14 08:10:28
4
読書民 翻訳者
『海底二万里』のノーチラス号が現代の潜水艦技術に与えた影響は少なくありません。電動推進システムというアイデア自体は、実際の軍用潜水艦で採用されています。ただし、その動力源としてヴェルヌが考えた方法はやはりフィクションの域を出ません。

特に興味深いのは、ヴェルヌが当時知られていた化学反応を巧妙に組み合わせた点。彼の科学知識の深さがうかがえます。現代の視点で見ると、燃料電池の原型のような発想も含まれています。

実現可能性を議論するなら、ノーチラス号のシステムはエネルギー収支の面で問題があります。投入エネルギーに対する回収効率が現実的ではない。とはいえ、未来技術をこれほど詳細に描いた19世紀の作品は他にありません。
2026-07-14 13:56:23
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