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ミモザアカシアを育てる際にまず意識したいのは、水やりのタイミングと量です。乾燥に強いと言われていますが、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本。特に夏場は朝夕の涼しい時間帯に水やりをすると、根腐れを防げます。
日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光で葉焼けを起こすことがあるので、西日が強い場所は避けた方が無難です。冬の寒さには弱いので、関東以北では鉢植えにして室内に取り込むか、防寒対策が必要。剪定は花後すぐに行うのがコツで、秋以降に切ると翌年の花付きが悪くなります。
ミモザアカシアの魅力でもある黄色い花をたくさん咲かせるには、幼苗期の管理が大切。購入したばかりの小さな株は、いきなり地植えにせず、1年ほど鉢で育ててから移植すると活着率が上がります。
花後にできる豆果は、樹勢を弱めるので早めに摘み取るのがポイント。繁殖させたい場合は、6月頃に挿し木をすると成功率が高いです。ただし、種から育てると开花まで5年以上かかることもあるので、気長に待つ覚悟が必要。突然葉が落ち始めたら、根詰まりか水の与えすぎを疑ってみましょう。
この植物を育てる上で見落としがちなのが風対策。細かい枝が折れやすい性質なので、強い風が当たる場所に植えるのは避けるべきです。庭植えの場合、支柱を立てておくと安心。
もう一つのコツは、植え付け時期を間違えないこと。寒さに弱いので春先が最適で、秋植えは避けます。葉が銀灰色で美しいので、リビングの窓辺に鉢を置いてインテリアとして楽しむのもおすすめ。水やりは土が完全に乾いてから、と覚えておけば失敗が減ります。
この植物を初めて育てるなら、用土選びから慎重に。水はけの良さが絶対条件で、赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜたものがおすすめです。地植えにする場合、粘土質の土壌だと根張りが悪くなるので、あらかじめ川砂やパーライトを混ぜ込んで改良しましょう。
肥料は控えめが原則で、春と秋に緩効性肥料を少量与える程度。与えすぎると徒長して樹形が乱れます。害虫ではカイガラムシが付きやすいので、見つけ次第歯ブラシでこすり落とすなど早めの対処を。大きくなりすぎないよう、若いうちからこまめに剪定する習慣をつけると管理が楽になります。