箱を開けた瞬間から気づいたのは、付属の細かなパーツに対する配慮だった。
かぶらぎの一般流通版は、顔パーツが最初から複数入っている場合があり、表情の差し替えが簡単にできる。可動タイプで出る場合はジョイントの強度や可動域の説明がパッケージに書かれていて、どれくらいポーズを取らせられるかが一目で分かるようになっている。材質は主にPVCとABSだが、接続部だけ金属ピンや強化プラスチックを使っている仕様も見かける。
装飾や小物は別袋で包まれていることが多く、塗装ムラや擦れを防ぐための緩衝材も丁寧に入っている。限定版は台座の造形が凝っていたり、別カラーの衣装が付くなど差別化が明確だ。価格帯はスケールや付属品で大きく変動するため、発売当初のメーカー直販価格と小売の定価を比較しておくと良い。最近は脱着式の髪や布パーツを組み合わせられるハイブリッド仕様も増えてきて、可動と造形の両立を狙った設計が印象的だ。
購入の際は輸送時の破損対策やメーカー保証の有無もチェックしておくと安心だ。実際、自分が購入した別のキャラ商品でパーツ破損があったとき、メーカーサポートの対応が速かった経験がある。例示すると、造形と彩色の基準が高かった作品として'進撃の巨人'の一部フィギュアを参考に見比べると、かぶらぎフィギュアの仕様理解が深まりやすい。こうした比較が選択の助けになると感じている。