楽器選択はシンセパッドをベースにして、ハープや鈴の音をアクセントに置く。モードスケールを使うことで古風な水中世界の雰囲気を出し、ループの終わりにはフェードで自然につなげる。こうした設計は'The Legend of Zelda: Ocarina of Time'の水域音楽が示した空間表現を参考にして、自分流に噛み砕いたものだ。
編曲では非対称な拍子やゆらぎを取り入れて、人の心と水のリズムが交差する瞬間を捉えようとする。テクスチャーに重点を置くことで、単なる描写を超えた感情の揺らぎを引き出すことが出来る。こうした考え方は映画音楽の' The Shape of Water'が示す繊細な音像に影響を受けつつも、より簡潔な記譜で演奏者の解釈を促す方向へ落とし込んでいる。