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スポーツものなら'ミリオンダラー・ベイビー'が秀逸です。30過ぎのウェイトレスがボクシングに挑戦するという設定自体が凡才の象徴。マギー・フィッツジェラルドのひたむきな努力と、それでも訪れる残酷な現実が胸に刺さります。
彼女の「私は誰にも負けたくない。ただ、チャンスが欲しかった」という台詞は、凡才の切実な願いを代弁しています。華々しい成功譚ではなく、等身大の挫折と小さな栄光を描くところに真の感動があります。
凡人が努力で大成する話なら、'フルートベール駅で'が忘れられません。知的障害のあるアンドレが鉄道員として働き、周囲の偏見と闘いながら成長する物語。彼のひたむきさが周囲を変えていく過程が、じわじわと感動を呼び起こします。
特別な才能がなくても、誠実さと続ける力が人を動かすというメッセージが沁みます。アンドレが駅のホームで仲間と肩を組むラストシーンは、何度見ても涙腺が緩みます。
アニメなら『ピンポン THE ANIMATION』のペコが最高です。才能ある仲間たちに囲まれた平凡なプレイヤーが、独自のスタイルを確立していく過程が描かれています。特に、彼が「楽しんでやればいい」と開き直るシーンから急成長する展開がたまりません。
凡才だからこそ見える景色があり、それが時に才能を超えることがある。そんなメッセージが、派手な卓球バトルを通じて熱く伝わってきます。
映画の中で凡才が輝く瞬間ほど胸を打つものはありませんよね。'スラムドッグ$ミリオネア'のジャマルは、教育もないスラム出身の青年がクイズ番組で勝利を掴む姿に心を揺さぶられます。彼の成功は才能ではなく、生きてきた経験の積み重ね。
特に好きなシーンは、彼が「なぜ正解を知っていたのか」と問われ、「そういう人生だったから」と答える場面。この言葉に、凡才の真価が凝縮されている気がします。日常生活で挫けそうな時、この映画を思い出して勇気をもらっています。