四方山話という言葉の響きには、どこか懐かしさを感じますね。この表現が生まれた背景には、日本の農村社会での日常が深く関わっているようです。四方山とは四方の山、つまり周囲を取り囲む山々を指し、そこから転じて『あちこちの』『さまざまな』という意味に発展しました。
江戸時代の浮世絵や滑稽本にも、人々が井戸端や縁側で世間話をする様子が描かれていますが、まさにそうした雑談の積み重ねが『四方山話』という言葉を育んだのでしょう。田畑の作業を終えた後の団欒や、季節の移り変わりを語り合う習慣が、この言葉に温かみを与えている気がします。現代でもSNSでの雑談が『デジタル四方山話』と呼べるかもしれませんが、やはりface to faceの会話には特別な味わいがあります。
ディナ英語と普通の英会話の違いを考える時、まず思い浮かぶのは『場面のフォーマル度』だ。
ディナ英語は、レストランでの注文や料理の説明、接客表現などに特化した分野で、『Would you like~?』や『How would you like your steak cooked?』といった定型表現が頻出する。一方、普通の英会話は友人同士の雑談からビジネスミーティングまで幅広く、『Hey, what’s up?』のような砕けた表現も当然のように登場する。
面白いのは、ディナ英語が『料理を媒介にした儀礼的なコミュニケーション』である点。例えばワインの説明では『This Cabernet Sauvignon has notes of blackberry』といった専門用語が飛び交うが、普通の英会話でそんな言い回しを使ったら『え、今日どうしたの?』と心配されるだろう。