スケッチブックを広げて最初に意識したのは「飛ぶための形」をいかに衣装に落とし込むか、という点だった。
鳥の骨格や羽の流れを写真で追いながら、シルエットを何度も描き直した。翼が広がったときに読みやすく、プレイヤーの視点からも一目で大鷲だとわかるように鋭いラインと丸みのバランスを重視した。機能面では、肩や肘の可動域を阻害しない形状、着脱しやすいベルトやバックル位置まで細かく設計している。
素材選定では本物の羽の質感を模した合成素材を使いつつ、耐久性や軽さを意識して層構造にした。色は自然界の鷲を基にしつつも視認性を高めるためにハイライトや暗部を強調し、ゲームや映像で動いたときに立体感が出るように考えた。個人的には、見た瞬間に物語を感じさせるディテールを一つ二つ忍ばせるのが好きだ。