ふと『ドラゴンクエスト』の開発秘話を読んでいて、堀井雄二氏が『モンスター図鑑』という妙案を思いついたエピソードに遭遇しました。これまでバラバラだった敵キャラに統一性を持たせ、世界観を深化させたその発想こそ、まさに妙案と呼ぶにふさわしい。
使い方の具体例を挙げると、『この漫画の連載終了危機を、作者は主人公の
記憶喪失という妙案で乗り切った』といった感じ。ストーリー展開の転換点で、読者の予想を裏切るような鮮やかな解決策を形容するのに最適です。
ただし、あまり頻繁に使うと陳腐化するので、本当に光るアイデアに対してだけ使うのが粋な使い方かもしれません。