家庭の料理人が串あげのタレやソースを作る簡単なレシピは何ですか？

シンプルに仕上げたい日の短時間レシピを一つ。醤油ベースの甘辛ダレは材料少なくて万能だから覚えておくと助かる。

用意するのは醤油大さじ2、みりん大さじ1、砂糖小さじ1、酒大さじ1。小鍋に全部入れて中火で軽く煮立て、1〜2分煮詰めてとろみが付いたら火を止める。仕上げにおろしにんにく少々や炒りごまを混ぜると風味が増す。あたしは多めに作って冷蔵庫に置き、串あげ以外にも焼き野菜や照り焼き風の味付けにも使っている。

短時間でできて失敗が少ないので、串を中心にした食卓にはとても便利だ。

うちの台所で一番出番が多いタレは、濃厚でちょっと甘めのウスター系ソースを自分流にアレンジしたものだ。簡単で材料も少ないから、串あげのときには必ず常備している。

材料はウスターソース100ml、ケチャップ大さじ2、醤油小さじ1、みりん大さじ1、砂糖小さじ1。好みで粒マスタード小さじ1を加えるとピリッと引き締まる。小鍋に全て入れて軽く煮立て、弱火で2〜3分ほど煮詰める。混ぜながらとろみがついたら火を止め、冷ますだけ。

仕上げにバターを少し溶かし入れるとコクが増すし、辛いのが好きならラー油や一味で調整する。僕はいつも少し辛子を添えて出すけれど、子どもがいる家ならマスタード抜きでも十分満足できる。保存は冷蔵で1週間程度が目安だよ。

味の深みを出したいときの定番として、ゴマダレとピリ辛味噌ダレを使い分けている。どちらも作り置きでき、串あげの素材によって合わせると驚くほど印象が変わるから楽しんでいる。

ゴマダレの材料は練りごま大さじ2、醤油大さじ1、酢小さじ1、砂糖小さじ1、ごま油数滴。練りごまは緩めにしておくと混ざりやすいので、少量のぬるま湯でのばしてから他の材料と合わせると滑らかに仕上がる。僕は刻んだピーナッツを少し混ぜることもある。

ピリ辛味噌ダレは赤味噌大さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ1、ラー油小さじ1を混ぜて弱火で軽く煮る。焼き目を付けたい串に塗って軽く炙ると香ばしさが出て美味しい。両方とも温度で印象が変わるので、冷たいままでも温めてとろみを出してもいい。食材ごとに合わせを考えるのが楽しくて、つい色々試してしまうよ。

さっぱり系が好みの人向けに、柑橘とだしの効いたタレもよく作る。特に魚介や野菜の串に合わせると軽やかで食べやすくなるから、暑い時期や脂っこさを抑えたいときに重宝している。

材料（約200ml）
・ポン酢　80ml
・だし汁（市販の顆粒だしを溶いたもの）　80ml
・みりん　大さじ1
・すりおろし大根　大さじ2
・刻みねぎ　適量
・すりおろし生姜　小さじ1/2
・七味唐辛子　お好みで少々

作り方
ボウルにポン酢とだし汁、みりんを入れてよく混ぜる。そこにすりおろし大根と生姜を加えて味を見ながら調整する。最後に刻みねぎを散らして、必要なら七味でアクセントをつける。私は大根おろしを使うときは軽く水気を切らずにそのまま入れて食感と風味を活かす派だ。

備考：冷蔵保存で2〜3日が目安だが、大根の水分で味が薄まることもあるので、その都度味見してから出すといい。軽めのタレを求める場面ではこれがいちばん出番が多く、串あげの重さを和らげてくれるのがありがたい。

衣をつけて揚げた瞬間にソースの香りがふわっと立ち上るのが好きで、家で串あげを作るときはこの定番ソースをまず考えることが多い。私流の簡単レシピを分かりやすくまとめるとこんな感じになる。

材料（約300ml）
・ウスターソース　120ml
・中濃ソース　50ml（なければウスター＋ケチャップで代用可）
・ケチャップ　40g
・砂糖　大さじ1
・みりん　大さじ1
・しょうゆ　小さじ1
・水　50ml

作り方
1. 小鍋にウスター、ケチャップ、砂糖、みりん、水を入れて中火にかける。私はいつも泡立ち始めたら弱火にする。2. 2〜3分煮詰めて、とろみがついてきたらしょうゆを加えて調整する。焦がさないように混ぜながら、とろみが片栗粉なしで自然に出るのを確認するのがコツだ。3. 味見して甘さや酸味が足りなければ砂糖や酢（小さじ1）で微調整する。保存は清潔な瓶に入れて冷蔵で1週間。

活用のコツ：揚げたての串にたっぷりつけるだけでなく、ソースに辛味を加えたい時はラー油や一味を少し混ぜると大人向けの味になる。私の場合、子どもがいるときはケチャップ多めでマイルドにすることが多い。家庭で作ると市販品よりも好きな味に寄せられるので、つい何度も手直ししてしまうのが楽しい。

家庭で簡単に作れるクリーミーなタレが欲しいときは、味噌マヨベースのソースをよく作る。材料が少なくて手間もほとんどかからないうえに、揚げ物はもちろん野菜や魚介にも合うので重宝している。

材料（作りやすい分量）
・マヨネーズ　大さじ4
・白みそ（または合わせ味噌）　大さじ1
・レモン汁　小さじ1（なければ酢で代用）
・みりん　小さじ1
・砂糖　小さじ1/2
・粗びき黒こしょう　少々

作り方
ボウルにマヨネーズと味噌を入れてよく混ぜる。味噌がダマにならないようにヘラでしっかり伸ばすのが私のクセだ。そこへレモン汁、みりん、砂糖を加えて味を整える。最後に黒こしょうを振ると風味が引き締まる。冷蔵庫で30分ほど落ち着かせると味がなじむ。

使い方や応用：濃い味が好きならにんにくのすりおろし少々を加えるとパンチが出るし、辛いのが欲しければ豆板醤を少量混ぜるといい。揚げたての串あげにそのまま絡めても美味しいが、別添えにして好みでつけてもらうとテーブルがにぎやかになる。私は家族の好みに合わせて塩気と酸味を微調整するのが楽しい。

家庭で気楽につくれるもう一品は、さっぱり系の大根おろしポン酢と、ちょっと洋風の柚子胡椒マヨの二択だ。どちらも混ぜるだけで完成するから手早く用意できる。

大根おろしポン酢は大根おろし200gにポン酢大さじ2、刻みネギと少量のごま油を加えるだけ。おろしの水分を少し切ってから混ぜるとベタつかず、串あげの油切れも良く感じる。酸味が強ければ少しみりんを足して丸めている。

柚子胡椒マヨはマヨネーズ大さじ3に柚子胡椒小さじ1〜2、レモン汁少々を混ぜるだけ。俺はピリッとした刺激が欲しい時に柚子胡椒多めにする。どちらも冷蔵庫で数日持つし、揚げ物の味を変えたいときに重宝している。