恐いマンガで、読んだ後も気になる終わり方の作品は何ですか?

2025-11-30 15:27:35 36

4 回答

Claire
Claire
2025-12-01 20:58:19
『漂流ネットカフェ』の最終巻は、現代社会の闇を突く終わり方が胸に刺さります。ネット依存と現実逃避が招く悲惨な結末が、グロテスクな絵柄ではなく淡々としたタッチで描かれるところが逆に不気味。

特に主人公が最後にとった行動の意味を考えると、私たちの日常と紙一重の狂気を感じずにはいられません。SNSやオンラインゲームに没頭する現代人にとって、他人事とは思えない怖さがあります。何気ない選択が人生を狂わせる過程が、これほどまでに生々しく描かれた作品も珍しいでしょう。
Nolan
Nolan
2025-12-02 03:35:02
『うじぺん』の最終回は、あからさまな恐怖よりむしろ不気味な空白が印象的でした。主人公たちの運命が暗示的に描かれるだけで、明確な答えを与えない終わり方。

読者が自分でパズルのピースを埋めざるをない構成が、かえって想像力を刺激するんです。特に最後の数コマの背景のディテールや、わずかに変化したキャラクターの表情から、様々な解釈が可能なところがたまりません。こういうオープンエンドの怖さは、しばらく頭から離れないですね。
Quinn
Quinn
2025-12-06 22:16:14
『伊藤潤二の猫 diary』の終盤の不気味さは、読後も長く尾を引きます。特に主人公が徐々に猫化していく過程の描写が、現実と幻想の境界を曖昧にしていくんですよね。

最後の数ページで完全に猫になってしまう展開は、『変化』という普遍的な恐怖を突きつけてきます。日常の些細な違和感が巨大な狂気へと繋がる様子は、読者自身の生活にも潜む不安を刺激します。何度読み返しても、あの不穏な余韻が消えません。
Mila
Mila
2025-12-06 22:25:36
『不安の種』の短編『長い夢』は、時間感覚が崩壊していく恐怖がたまりません。終盤で主人公が体験する時間の歪みは、読んでいるこちらまで眩暈がしそうな描写。

現実ではあり得ない現象なのに、なぜか共感してしまう感覚が不思議です。最後の数コマで示される『永遠』の概念は、読後何日も考え込んでしまうほど深い。夢と現実の区別がつかなくなるあの感覚は、伊藤潤二ならではの恐怖です。
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