コレクション棚を見返すたびに思うのは、物語の“余韻”をどれで留めておきたいかということだ。だから自分が最初に手にするのはやはり『
春雷』の限定アートブック。ページをめくるたびに設定画や未公開ラフが見つかるタイプで、彩色や線の変遷が追えるのがたまらない。画質が良ければ飾って眺めても映えるし、保存版としても価値が高い。箱入り特典がついている版なら、ポストカードや描き下ろしカードが封入されていることが多く、その一枚がコレクションの核になることがある。
ディスプレイ性を重視するならミニサイズのアクリルスタンドも推したい。場所を取らず、入れ替えが簡単で季節ごとにテーマを変えられる。写真を撮るときの遊び道具にもなって、光の当たり方や背景布でキャラの雰囲気を変えられるのが楽しい。材質や台座の安定性は商品によって差があるから、公式販売ページの拡大画像とレビューは一応確認する。
音楽やドラマで世界観をじっくり楽しみたい場合はサウンドトラックやドラマCDがおすすめだ。シーンを思い出させるBGMが入っていると、家で過去の名場面を追体験できる。限定盤にはブックレットや解説が付くことがあるので、音源以外の情報も手に入るのが嬉しい。自分は音源を流しながら作業することが多く、作品との距離感が自然に深まった。
最終的には、どれを買うかは自分の遊び方次第。展示したいならアート寄り、持ち歩いて日常に取り入れたいなら小物系、物語を反芻したいなら音源・ブックレット系が満足度高め。自分の生活に馴染むものを一つ選べば、あとはゆっくり増やしていくのが一番だと感じている。