もしもっと楠本イネの内面に迫りたいなら、小説『
花冠の志』がおすすめです。史実をベースにしつつ、彼女の感情や葛藤を生き生きと描いた作品で、当時の女性が感じたであろう想いが伝わってきます。
特に印象的なのは、女性でありながら医学の道を志した彼女の決意の描写です。周囲の反対や、父の不在という状況下で、どうやって自らのアイデンティティを確立していったかがよくわかります。
文体は詩的で、歴史的事実とフィクションのバランスが絶妙。読み終えた後、楠本イネという人物がより身近に感じられるようになるでしょう。