楽譜探しは宝探しみたいで、つい熱意が前のめりになります。
検索の一歩目として、まずは日本の大手配信サイトをチェックしています。具体的には'ぷりんと楽譜'や'ヤマハミュージックメディア'のオンラインショップ、あとは出版社直販のページを探すのが定石です。曲名で検索すると、オリジナルアレンジやピアノソロ、初心者向けの簡易譜など複数の版が出てくることが多いので、サンプルページで音域や左手の厚みを確認しています。
海外のサイトも役に立ちます。'Musicnotes'や'Sheet Music Plus'はデジタルダウンロードが豊富で、和訳タイトルや英語表記でもヒットすることがあります。自分の場合、似た探し方で'千本桜'のピアノ譜を見つけた経験があるので、同じ手順を'もしもピアノが弾けたなら'にも当てはめています。最終的には版元表記や利用規約を確認して、正規版を選ぶようにしています。
『民衆の歌』といえば、まず思い浮かぶのは『レ・ミゼラブル』のあの力強い合唱シーンですね。この歌の誕生には少し複雑な背景があります。原作小説を書いたヴィクトル・ユーゴーが直接作詞したわけではありません。ミュージカル版の作曲家クロード=ミシェル・シェーンベルクと作詞家アラン・ブーブリルが、ユーゴーの革命描写を基に新たに創作したものです。
興味深いのは、この歌が単なるミュージカルナンバーを超えて、実際の抗議運動で使われるほど社会的影響力を持った点。2012年のウォール街占拠運動では英語版『Do You Hear the People Sing?』が市民の連帯のテーマソングとなりました。歌詞の普遍性は、ユーゴーが描いた人間の尊厳への思いが、現代のクリエイターによって見事に昇華された証と言えるでしょう。