アニメーション作品では '銀河英雄伝説 Die Neue These' のアスターテ会戦が忘れられません。ラインハルトとヤンが初めて直接対決するこの戦役の終盤、互いの戦術の限界を悟る場面は、後の長い物語の転換点となりました。CGで描かれた艦隊戦の終息シーンで、両雄が静かに相手を認め合う瞬間は、単なる戦闘終了を超えた『精神的決着』を感じさせます。
表題の英語化について触れると、訳者はそのタイトルを 'Sorry for Being Cute' としています。直訳に近い選択で、語感が日本語の軽い謝罪と自己肯定の混ざったニュアンスをうまく英語に移していると思います。
翻訳では語順や助詞のニュアンスをどう処理するかで印象が変わることが多いのですが、この英題は元の短さとリズムを保ちつつ、英語圏の読者にも意味がすぐ伝わるのが利点です。僕は他作品の英題、たとえば 'Kimi ni Todoke' が 'From Me to You' と訳されたケースを思い出して、タイトル一つで受け手の期待がかなり変わることを実感しました。
訳者の意図としては原題の持つ軽やかな自己主張を損なわず、かつ販促上のキャッチーさも確保する狙いがあったと考えています。個人的にはこの英題は作品の雰囲気に合っていると感じます。