たとえば『The Shining』のように、監督のビジョンが作品に深い層を生み出す例もあるが、逆に『The Last Airbender』のように解釈と表現のミスマッチが作品の説得力を損なうこともある。要は、監督の解釈が物語の核を補強しているのか、それとも自分の美学やメッセージを押し付けているだけなのかを見極める必要がある。観客としてできるのは、表現上の選択を批評的に受け止め、その是非を作品の完成度で判断することだ。監督の介入が破壊的に作用する瞬間はあるが、それを以て解釈自体を否定するのは短絡的だと思う。