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「筈」って言葉、日常会話や小説なんかで結構見かけますよね。予想や当然の結果を表すときに使われるんですが、意外と奥が深いんです。
例えば『彼はもう到着している筈だ』と言えば、何か根拠があってそう思っているニュアンスになります。過去の経験や約束から、自然に導かれる結論を表現する感じ。ただ『だろう』と比べると、もっと確信に近いニュアンスが含まれてる気がします。
面白いのは、否定形で使うとき。『そんな筈がない』みたいに使うと、強い驚きや意外性を表現できます。『魔法少女まどか☆マギカ』でキュゥべえが『人間がこんな選択をする筈がない』と言うシーン、あれはキャラクターの本質を表す決定的な台詞でした。
若い頃はこの言葉を堅苦しく感じてあまり使わなかったけど、年を重ねるにつれて便利さに気付きました。特に仕事で『この資料は昨日送付した筈ですが』と確認するとき、柔らかく主張できる。
アニメ『鬼滅の刃』の煉獄さんが『俺が守る筈だった』と悔やむシーン、あれは責任感の強さと無力感が同時に伝わってくる名台詞です。『筈』には期待と現実のギャップを表現する力がある。暗黙の了解とか社会通念に沿った推測を表すときにも重宝しますね。
漫画を読んでいて気付いたんですが、キャラクターが『筈』を使う場面って結構ドラマチックなんですよ。『ONE PIECE』でルフィが『仲間は待ってる筈だ』と言いながら突進するシーンとか。話者の確信がストーリーを押し進める原動力になってる。
日常生活では、『電車はもう着いている筈』とか『彼女ならできた筈』とか、根拠のある推測を表現するのに使います。ただし、後から実際と違ったことが判明したときのショックも大きくなるから、使い所は考えた方がいいかも。
この言葉の面白さは、話し手の心理状態まで反映できるところだと思う。『完成する筈だったプロジェクト』と言えば単なる予定だったのか、それとも確信していたのか、文脈でニュアンスが変わる。
ゲームの『ゼルダの伝説』シリーズで、ダンジョンの謎を解いた時に『これで道が開く筈』とリンクが思うシーンがありますよね。開発者の意図通りにプレイヤーが進めば確実に起きる結果という、ある種の運命的な響きがあります。日常生活でも、約束や規則に基づいて当然起こるだろうと思われることに使うのがしっくりきます。