さらに注には翻訳メモを入れる。英訳で「I love you」と直訳してしまうと文化的含意が消える恐れがあるため、訳注で「文化的背景を参照のこと」と注意を促すことが多い。最後に、若い読者が引っかかりやすい表現の現代語訳を添えて、読みやすさにも配慮する。こういう注は、原文の余韻を残しつつ誤解を避けるバランスが肝心だと感じている。
Sophia
2025-11-05 06:57:04
ことばの裏にある遠回しさに注目すると、編集者としての注釈はまず史実と伝聞の線引きから始めることが多い。世間に広まった「月が綺麗ですね=I love you」という話は、夏目漱石の教え話として語られてきたが、一次資料に明確な形で残るわけではない。だから私は読者に向けて、伝承としての成立過程や出典の有無を示す注を付けるだろう。