盆栽愛好家の間で羊歯の葉は『静かなる踊り子』と呼ばれることがある。その理由は、新芽が渦巻き状に展開する様子が舞踊のようだからだ。見分ける際にはこの成長過程もヒントになるよ。『クジャクシダ』は特に美しい螺旋を描き、『タマシダ』は垂れ下がるように伸びる。
葉脈の走り方にも個性が溢れている。平行脈のもの、網目状のもの、二又分岐するもの…。図鑑と照らし合わせるときは、必ず実物のサイズを測ろう。似たような形でも、『コタニワタリ』は30cm以上になるが、『ヒメシダ』は
5cm程度と極小。雨上がりに観察すると、水滴を弾くワックス層の有無も判別ポイントになる。