練習法として、短い例文を作って声に出し、語感の違いを確かめている。たとえば"He was cunning enough to escape." と言うと腹の中で計算していた印象になり、"She gave a sly look."は瞬間的なずるさが伝わる。ドラマや小説の一節を借りるのも有効で、私は『ゲーム・オブ・スローンズ』の策略描写を分析して、どの英単語が作者の評価に近いかを確かめてきた。
言い換えと例文で身につけるのがおすすめだ。たとえば"He made a cunning plan."は綿密な計画を褒めるか非難するかで受け取りが変わる。一方"She gave a sly smile."は表情を伴う小さなずるさを示す。動詞の連携も覚えておくと便利で、"to scheme"(陰謀を巡らす)や"to deceive"(騙す)はより強い否定のニュアンスを持つ。
表題の英語化について触れると、訳者はそのタイトルを 'Sorry for Being Cute' としています。直訳に近い選択で、語感が日本語の軽い謝罪と自己肯定の混ざったニュアンスをうまく英語に移していると思います。
翻訳では語順や助詞のニュアンスをどう処理するかで印象が変わることが多いのですが、この英題は元の短さとリズムを保ちつつ、英語圏の読者にも意味がすぐ伝わるのが利点です。僕は他作品の英題、たとえば 'Kimi ni Todoke' が 'From Me to You' と訳されたケースを思い出して、タイトル一つで受け手の期待がかなり変わることを実感しました。
訳者の意図としては原題の持つ軽やかな自己主張を損なわず、かつ販促上のキャッチーさも確保する狙いがあったと考えています。個人的にはこの英題は作品の雰囲気に合っていると感じます。