意外と見落とされがちな側面があるんだけど、僕が惹かれるのは単純なエロスだけじゃなくて、境界線が曖昧になる瞬間の色合いだ。
作品の中で性と身体が一枚のスペクトラムとして扱われると、登場人物が固定的な役割から解放されてより人間らしく見えることがある。僕はそうした描写を読むと、登場人物の内面や葛藤、ユーモアがぐっと近くに感じられて、その結果として性愛描写も心地よく響く。例えば同人誌や成年向けイラストで見かける、性を遊ぶ軽やかさと真面目さが同居する表現には特別な魅力を覚える。
それに、二次創作コミュニティでの扱われ方も楽しい。設定の解釈やバリエーションが自由に広がることで、元のキャラクター像が新鮮に再解釈されるのを追いかけるのが好きだ。僕にとって、
futanari表現は単なるフェティッシュ以上に、身体とアイデンティティをめぐる想像力の遊び場なんだ。