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お父さまとお姉さま

مؤلف: 影畑凛星
last update تاريخ النشر: 2026-09-26 07:54:34

「……お父さま?」

美紗は、送られてきた写真を拡大した。

間違いない。

今よりずっと若いけれど、父だった。

制服姿の香子の隣で、穏やかに笑っている。

《この写真、いつのものですか?》

《たぶん高校の入学式です!》

《校門のところでみんな写真撮ってて》

続けて、別の写真が届いた。

今度は数人の生徒と、その家族らしい大人たちが一緒に写っている。

その端にも、香子と父がいた。

《お父さん若いですね笑》

何気ない言葉だった。

けれど、美紗は返事をする気になれなかった。

写真の中の父は、香子の肩に手を添えている。

ただ、それだけ。

父親なら当たり前のことなのかもしれない。

それでも、胸の奥がざわついた。

美紗には、こんな写真はなかった。

父と並んだ入学式の写真も。

学校へ来てもらった記憶も。

――どうして。

また、香子ばかり。

祖父母にも大切にされて。

父にも大切にされて。

十億円もの財産を残されて。

今は、来栖勇樹にまで守られている。

美紗は唇を噛んだ。

《ほかにも、お父さまと写っている写真はありますか?》

《あるかな? 探してみますね!》

相手は相変わらず楽しそうだった。

しばらくして、何
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