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第6話

Author: めぐる
その瞬間、航の胸の内にふつふつと怒りが湧き上がった。

彼は眉間にしわを寄せ、グループチャットを開いたが、いつの間にか佳乃が退会していることに気づいた。

怒りで手を震わせながら佳乃の番号にかけたが、繋がらない。

メッセージを送ってみても、既読はつかなかった。

航の顔は完全に青ざめた。

俺をブロックするなんて、いい度胸だ。

また駆け引きのつもりなのか?

寧々が何度も彼を呼んだが、何の反応もなかった。

寧々は手を上げ、航の目の前でひらひらと振ったが、彼にバシッと払い落とされた。

寧々も一瞬あっけにとられたが、彼がブロックされたことを悟ると、ふっと口角を上げた。

「航くん、佳乃ちゃんも本当に大人げないよね。私たちだって彼女のためを思ってのことなのに。

卒業してから就活で苦労するより、こうやって自分たちでビジネスをやる方がいいじゃない。私たちが上手くいけば、結果的に彼女を解放してあげることにもなるんだし、ね?」

航はスマホを強く握り締め、手の甲の青筋が浮き出た。

「お前の言う通りだ、彼女がわがままなんだ」

航はスマホで、新幹線のチケットと買い物の注文をキャンセルした。
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