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第4話

Author: ​匿名
「知ってしまったのか?」

その言葉を聞いた瞬間、圭佑の瞳が大きく揺れ、体までわずかに震えている。

その反応を見つめながら、胸の奥に大きな石でも乗せられたように息苦しくなった。

5年間積み重ねてきた想いのせいか、最後の最後まで、彼を信じたい気持ちを捨てきれずにいた。

もしかしたら、沙也加の一人芝居なのかもしれない。写真だって加工されたものかもしれない。

そんな淡い望みを、心のどこかで抱いていた。

けれど、圭佑の反応が、その望みをあっさりと打ち砕いた。彼は本当に沙也加と入籍していたのだ。

圭佑はぎこちなく口元を引きつらせ、慌てた様子で言った。

「悦子、誰から聞いたんだ?俺は……」

「自分じゃ気づいてないかもしれないけど、圭佑は嘘をつくときに耳たぶを触る癖があるの」

私は彼の言葉を遮った。

彼の伸びかけた手がぴたりと止まり、慌てて手を下ろすと、そのまま私の腰へ腕を回そうと近づいてきた。

「違うんだ、悦子。ちゃんと話を聞いてくれ……」

私は沙也加の動画を彼の目の前へ突きつけた。

「だから、これが3年間にわたって入籍の約束を何度も破った理由なの?」

彼の目をまっすぐ
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