A loba rejeitada e o Rei lycan

A loba rejeitada e o Rei lycan

last updateHuling Na-update : 2026-09-02
By:  Ell MariotiOngoing
Language: Portuguese
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No dia em que finalmente encontraria seu companheiro destinado, Ayla Valen teve o coração destruído diante de toda a alcateia. Rejeitada pelo Alfa, humilhada publicamente e expulsa de sua própria casa, ela descobre, no mesmo instante, que está grávida... de um homem que não consegue lembrar. Quando uma emboscada é armada para silenciá-la para sempre, Ayla é salva pelo temido Kael Draven, o poderoso Rei dos Lycans. O que deveria ser apenas um ato de compaixão desperta algo inexplicável entre os dois: uma conexão intensa, memórias fragmentadas e um vínculo que desafia todas as leis dos lobos. Enquanto inimigos escondem uma traição capaz de mudar o destino de dois reinos, Ayla precisará descobrir a verdade antes que seja tarde demais. Mas quando as lembranças perdidas voltarem... Quem é, de fato, o pai dos gêmeos que ela carrega? E por que o Rei Lycan parece disposto a enfrentar o mundo inteiro para protegê-la? Uma história de rejeição, segredos, paixão e destino... onde o amor mais improvável pode salvar um reino — ou destruí-lo para sempre.

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Kabanata 1

Capítulo 1

「レオネル?」

名前を呼ばれて振り返ると、久しぶりに会う友人・マクシミリアンがいた。

「よお、マックス」

「よお、って……久しぶり過ぎだよ」

マックスの苦情に、俺は苦笑いを返すしかない。

「いろいろ忙しくてな」

「忙しいからって、男盛りの独身公爵が男ばかりの辺境に引きこもるなよ」

マックスの言葉に俺は何も返さず、一歩踏み出す。

行き先は二人とも同じだ。

案の定、マックスも隣に並んで歩きだす。

「人のことは言えないだろ、マックス」

横目でマックスを見る。

「社交シーズンなのに王都にいないと、着いてすぐ、ご令嬢たちの嘆く声が聞こえたぞ」

「暖かくなってきたからさ、海を警戒しないといけないだろ」

「海の蛮族は酋長が死んだばかりだ。侵略どころではないだろう」

「耳が早いなあ」

マックスは『降参』と言うように両手を上げる。

「『いい加減に結婚しろ』と母上が煩いんだ。今回だって王命で王都に来ただけなのに、タウンハウスの入口に立っていたんだぞ」

「歓迎の印だろう」

「両手に見合い写真を持っている必要はあるか?」

マックスの家は、貴族では珍しく家族の仲がいい。

それを分かっているのだろう。

だからこそ、マックスは母親の願いを頭から拒否はしていない。

幸せな悩みだと思う。

だが、マックスの友として期待されている返事をする。

「結婚と離婚を二回ほど繰り返せば『結婚には不向き』と思われて何も言われなくなるぞ」

経験者だから語れる。

最初は恋愛結婚。

次は政略結婚。

どちらの結婚も妻の浮気で終わってみれば、母だと名乗るあの女も何も言わなくなった。

「2回目はやけくそだろうが」

マックスの言葉に足が止まる。

「……マックス」

「悪い……」

謝りつつも、マックスはまだ何か言いたげだ。

その『何か』など簡単に分かる。

.

「まだその剣を使っているんだな」

マックスの背に目をやる。

そこには、マックスの背丈くらいある大きな両手剣。

この10年、マックスは折れてもこの剣を修理して使い続けている。

東部の青い海を閉じ込めたような柄。

この装飾は人気の彫刻家によるものだが、マックスがこれを使い続けているのは、『彼女』との思い出があるからだと知っている。

――ヴィクトルの奢りなんだから、高い剣を買うわよ!

そんな、がめつい台詞付きの甘さのない思い出だが。

……しまった。

――レオ!

元気のよい声が聞こえた気がした。

幻聴だと分かっていても、後ろを振り返ってしまう。

だが、やはりそこに『彼女』はいなかった。

.

「どうした?」

「なんでもない」

何かあるのかと一緒に後ろを見ていたマックスに首を振ると、前を向いてまた歩き出す。

『彼女』がここにいるわけがないのだ。

俺は年に最低一回は王都に来るが、『彼女』は10年間王都に来ていない。

国王であるヴィクトルはあの手この手で呼び出しているようだが、「忙しいから無理」と書いた手紙を北部辺境伯がいつも持ってきて終わりだった。

今回もヴィクトルは『彼女』を呼んでいるだろう。

なにしろ王命。

いつもの要請とはわけが違う。

【とにかく急いで来い! 何が何でも絶対に来い!】

……本当に、いつもと違う。

俺のところに伝書鳩が届けてきたのは、形式も何もあったものではない、焦りが滲み出た王命。

あれが届いたのが2日前。

急ぎということで最低限の護衛だけを連れ、ろくに休憩せず、愛竜を駆り立ててきた。

「とにかく、ヴィクトルの元に急ごう……」

 カシャン

足元を見ると、剣の柄につけていた飾りが足元に落ちていた。

俺といい勝負で、素直さのなかった『彼女』。

「面倒臭いから代わりに選べ」と言った俺に、「嫌がらせ」と言って選んだもの。

「これ……」

『彼女』の瞳と同じ色。

夜明けの空のような薄桃色を帯びた紫色の石が割れていた。

◇◇◇

「南方将軍レオネル・フォン・ウィンスロープ公爵閣下、ならびに、東方将軍マクシミリアン・フォン・マーウッド様がいらっしゃいました」

扉の前にいた近衛兵の声に、扉が内側から開く。

相変わらず派手な扉だと思うが、王の部屋だから『威厳』を示すためにも大事なのだろう。

部屋の中にはヴィクトルのほかに、もう一人いた。

西方将軍であるヒョードル・フォン・トライアン伯爵。

どちらも俺の友人だが、国王の前ということで臣下として騎士の礼をとる。

『彼女』はいない。

上着のポケットに入れた、割れた石の重みが増した気がした。

.

「将軍たち以外は全員下がれ」

ヴィクトルが人払いをする。

珍しいことではない。

いつものこと。

だが、俺たちだけになってもヴィクトルは何も言わない。

不思議に思って顔を上げれば、ヴィクトルは普段から垂れ目の目をさらに下げていた。

「レオ、マックス、あのな……」

口を開いたくせに、その後は「あー」とか「うー」とかモダモダするだけ。

こちらは空を飛び続け、夜も野宿だった。

早く話を聞いてひと眠りしたい。

「ヴィクトル」

「あのさ……いや、でも……しかし……」

いい加減に焦れた。

ヒョードルに目を向ける。

「久しぶりだな、ヒョードル」

「あ、うん。……久しぶりだね、レオ。本当に……うん、久しぶり」

ヒョードルまでおかしい。

「お前までどうした? 何か西部で困ったことが起きたのか?」

西部を荒らす山の蛮族が何か仕掛けてきたのか。

その討伐を手伝えという王命か?

「春は山の恵みが多いから、山の蛮族が攻めてくることはないと思う。だから、うん、大丈夫」

大丈夫と言うくせに、ヒョードルは目を逸らす。

こんな落ち着きのないヒョードルを見るのは久しぶりだった。

だが、王国一の新聞社の経営者でもあるヒョードルは判断力がある。

予想通り、ヒョードルは顔を上げると俺をじっと見て、口を開いた。

「落ち着いて聞いて欲しいんだ」

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