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この想いをゴーカートのスピードにリンクさせて――20

Penulis: 相沢蒼依
last update Tanggal publikasi: 2026-06-29 05:21:19

「雅輝さん、ゴーカートに乗ってる?」

こちらに向かってきたゴーカートは、見たことのないものだった。運転席にいる宮本はヘルメットを外してにっこり微笑み、ふたり乗り用の空いてる席を左手で叩いた。

「陽さん、乗ってください!」

「えっ? なんだよ、突然……」

傍にいる佐々木の様子を横目で眺めると、あからさまにおもしろくなさそうな表情をしていた。

(当然だろうな。雅輝の走りを一番近くで見たいと思っているせいで、思いっきり妬いているだろうし)

「陽さんと一緒に走りたいと思って」

「……俺はいいから、佐々木さんを乗せろよ」

佐々木の顔を窺いながら橋本が拒否ると、宮本はむくれて「嫌です!」とキッパリ断った。

「橋本さん、気を遣わないでください。僕は雅輝さんの隣に並んではいけないレベルの、下手な運転しかできないので!」

「や~、国内の大会に出てる佐々木さんが、下手なわけないじゃないですか……」

明らかに自分よりもドライビングテクニックが上であることがわかるため、橋本は必死になって持ちあげた。少しでもこの場の雰囲気を良くしようと試みても、佐々木の表情はぱっとしない。

「雅輝さんには、いろいろ教
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