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第九話——志織との夏休み

Penulis: 桜庭結愛
last update Terakhir Diperbarui: 2025-11-21 18:59:08
夏休みに入って数日間、私はひたすら白い天井を眺めていた。

「暇だなー……」

誰もいない部屋に、私の声だけが響いた。立てられた予定も、全て八月に入ってからのため、七月は特になにもすることがないのだ。宿題はあるのだが、まだやる気は起きていない。きっと最後の方に慌てて終わらせるのだろう、と他人事のように考えていた。

「……暇すぎる!」

誰に聞かせるわけでもない声が部屋中に響いた。換気のため窓を開けており、部屋中に生ぬるい空気が蔓延している。暑さもやる気のなさの原因だと思い、窓を閉め、部屋の空気を冷やした。冷静になった頭で今後のことを考える。

――あ、そうだ!

誰かを遊びに誘おうと思い、電話帳を開く。やがて、その名前を見つけ、発信ボタンをタッチした。ワンコールもしないうちに相手が電話に出る。

――もしもし?

「あ、志織!今暇?」

『暇だけど……陽菜から電話って珍しいね』

「そうなんだよー暇すぎてそろそろ干からびそう」

『それはわかる』

電話をかけた相手は親友の志織だった。最近一緒に出かけてないな、と思いつき、連絡をしたのである。

「そっちの方に良いお店ない?」

『あ、そういえば、陽菜に紹介しようと思ってたお店があったんだ』

「ナイス!志織」

『少し私の家から離れてるけど平気?』

「全然平気!今から志織の家、向かうね」

『りょ〜かい』

とんとん拍子で今日の約束を取り決め、準備をして志織の家まで向かう。最寄り駅から二駅のところにある、大きなスーパーの近くに志織は住んでいた。朝九時とは思えない暑さに耐えながら十分ほどの道のりを歩く。そこまで距離は変わらないのに、背景にある緑が少なくて、その違いに目を丸くした。建物に日差しが反射して、思わず目を細める。すると、視界の先にクリーム色の建物が浮かび上がった。

扉の前に立ち、インターホンを押す。少しして、家の中から物音が聞こえた。扉を少し開き、家の主が顔を覗かせる。

「遥々お疲れ様〜」

「急なのにありがとう」

「良いの良いの。ちょうど私も陽菜に会いたかったから」

「さぁどうぞ」と扉を押し開け、部屋まで案内してくれる。私とは違う、黒を基調とした部屋に胸が躍った。突然の訪問にも関わらず、整理整頓がされているところに、志織の性格を感じる。

私が部
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