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第109話

Penulis: 吉乃婆婆
last update Tanggal publikasi: 2026-04-28 08:09:37

会合の日、いつにも増して緊張の面持ちで現れた颯太に、隼翔は笑顔で声をかけた。

「大丈夫だよ。聡さんは始めから君を気に入っていた。

報告しても喜んでくれるよ。」

「そうでしょうか。僕なんかじゃ彼女に釣り合わないとか言われませんか。」

「果奈さんは何て?」

「隼翔さんと同じ事を言ってくれています。」

「だったら間違いないよ。今日、報告するの?」

「はい、話の後、彼女と合流して報告するつもりです。聡さんが認めてくれたら、彼女の方はご両親もみんな大丈夫なのだそうです。うちは多分、みんな喜んでくれると思います。」

「そうだね。おめでとう。涼禾には僕から伝えてもいい?」

「ええ、但し、聡さんの了承が得られてからで。メッセージ入れます。」

「わかったよ。まずは聡さんの話を聞こう。」

「はい。」

二人の会話が終わったすぐ後に聡が部屋に入って来た。

「お待たせしてすまない。今日は来てくれてありがとう。」

「いえ、よろしくお願いします。」

「早速だが、調べた結果を話すよ。」

十年前、聡はまだグループの専務の一人で製薬部門の責任者だった。当時国内で流行した感染症対策の薬については扱うかどうか検討中だった。
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    涼禾は顔を覆ったまま小さく頷いた。「全部、では、ないの。」「そうなのか?」「ええ、ちょっとした、言葉や、仕草や、表情とか。」「言ってくれたらよかったのに。」「だって、迷惑かけたくなくて。優しくて責任感の強い人だから。もう忘れかけてたのに、思い出したなんて聞いたら、無理して責任取らなきゃなんて考えそうで。」隼翔は、嬉しいやら悔しいやら残念やら自分でもよくわからない気持ちになりながら、ゆっくりと彼女に寄り添える場所へと移動した。そして恐る恐る彼女の肩を抱き寄せた。避けられないことに安心しながら、「君はまだまだ僕のことをわかってないね。僕は同情や責任感で人生のパートナーを決めたりしな

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