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19.ドキドキの理由⑤

مؤلف: Aica
last update تاريخ النشر: 2025-08-17 20:35:18

「っていうか、そんなあざとい女性の感じわかるくせに、なんで毎回それに引っかかって面倒なことなってるんですか?」

うん。そもそもそれわかってんなら普通引っかからないよね?

なのになんで酔って口説いて結婚の話までなってんの?

「ほとんど仕事関係の流れだからだよ」

「仕事関係の人とそんなんなっちゃってんですか?」

「オレだってなりたくてなってんじゃねぇよ」

「ならなんで」

「基本取引先とか新しい顧客とか、どうしてもメシと酒の付き合いは外せねぇんだよ。そこから紹介だとか姉ちゃんいるとこ連れてかれたりすること多いというか。さすがににうちの社員には手出すことは絶対ないけど、酒の付き合いではちょっと気抜いちまうというか」

「いや、気抜かないでくださいよ。それでこんな面倒なことなってるんじゃないですか」

「完全に酒飲めねぇとかならそういうのも断れるかもなんだけど、なんせオレ中途半端だからな。でも飲めないのは飲めないで、オレの仕事上やっぱ不便というか。実際仕事上、酒飲むことも必要になってくること多いし」

「まぁそうでしょうけど……」

「実際酒嫌いな訳でもないし、無理して飲んでる訳でもねぇし」

「な
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    「ありがとうございます」『ん? 何が?』「電話、かけてきてくれて。慧さんの言葉を、声を、届けてくれて」だから、今あたしはその嬉しさを伝えるだけ。『オレが依那の声が聞きたくて、話したかったから』「嬉しいです。これで慧さん帰ってくるまで、また頑張れます」『オレも。依那と出会ってから、依那が当たり前にいてくれてたから。やっぱ長く離れるとオレも頑張れる力出ないみたい』「ホントですか?」『もちろん。依那がそばにいてくれて、メシ作ってくれて、ずっとオレを気にかけて支えてくれたことで、オレは日々頑張れてたんだなぁって、離れてまた初めて実感した』あたし自身が望んでしてくれることを、慧さんはそうやって感じてくれるなんて……。だけど、きっとそこには、あたしが慧さんを大好きで、その想いと共に存在してるのは確かだから。だから、あたしのその想いが、慧さんに届いてるのだとわかって、また嬉しくなる。「あたしの当たり前が、慧さんにとっての当たり前になってくれて嬉しいです」『そうだな。オレにとって依那はもう当たり前にいる存在だから。だからこそ、オレにとって、それだけ依那が大切な存在なんだってことだからわかっておいて』「はい」きっとその当たり前はマイナスの意味じゃなく、プラスの意味なんだと慧さんは伝えてくれているように感じた。いつか当たり前は慣れて飽きてしまう時がくる。だけど、あたしも慧さんとは、その当たり前がそういう意味じゃなく、いて当たり前の幸せを、ずっと感じ合える関係でいたい。当たり前だからこそその幸せにまた幸せを感じられたり、もっとその幸せが増えたり、大切に感じたり、そういう当たり前を、あたしは慧さんと作っていきたい。だからこそ、慧さんに好きでいてもらえる努力はし続けなければいけないし、好きだというその気持ちを、ちゃんと慧さんに伝えていかなければいけない。「慧さん。大好きです」だから、遠く離れている時だからこそ、会えない日々が続くからこそ、この言葉を伝えよう。不安だとか、寂しいだとか、そういう気持ちも全部ひっくるめて、結局その気持ちが一番大事だから。『ん。オレも』自分の想いをなかなか言葉にしない慧さんが、ここまで伝えてくれるだけで十分。あたしのその想いに対して、そうやって返してくれるだけで、ちゃんと届いてるのだと感じられる。そして、その言葉

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  • おいしい契約恋愛   284.乗り越える勇気⑦

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  • おいしい契約恋愛   187.知りたかった社長と知らない社長⑧

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  • おいしい契約恋愛   171.彼女の実感③

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  • おいしい契約恋愛   176.彼女の実感⑧

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