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35.社長と契約①

Author: Aica
last update publish date: 2025-08-27 22:26:52

その日仕事帰りに桜子とご飯に行った。

だけど今日はまだ社長とのことは話せなくて桜子の彼氏の話を聞いたりルイルイの推しトークをしたり、なんてことない話をしたりして解散になった。

ホントは、ちょっと話したかったなとか思ったり。

桜子には今までいろんな話聞いてもらったり相談乗ってもらってたし。

しかも正直社長とのこんな秘密の同居生活をこっそり始めてるだなんて、あたし一人でこの先この秘密を抱えていくなんて、なかなかのハードル……。

当然ながらあたしは男の人と同居だなんて初めての経験だし、相手があの社長っていうのもあって正直失礼ないように迷惑かけないようにいたい訳で。

となると今彼氏と同棲してるからちょっとそういうの参考にさせてほしいというか……。

いや、あたしは同棲じゃなく同居だけども!

ふぅ~あたしはそこ間違っちゃいけないとこ。

でも桜子だけにはそういうの聞いてほしいなぁなんて思っちゃったり。

そんな風に思いながらとりあえず今回は何も言わずに帰ってきた。

てか、早々に合鍵も預けてもらったりしちゃったけど、なんかドア開けるのも緊張。

泊めさせてもらうのに早速ここの主がいない部
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    「でも、本村さんや藤代さんのことは、きっと慧さんは信頼されてますよね?」「あぁ。そこは唯一ね。オレらは付き合い長いし、あいつの全部わかってるから」「ですよね」「だけど、オレら以外は、基本心開こうとしなかったやつだから。でも、君は出会った時から、他の人とは全然違ったから」「最初にってことですか?」「そう。君は自然と慧の中にスッと入ってきてくれたからね。そういうことも感じる暇なく、気になる存在だったんじゃないかな」「だったら嬉しいです……」だとすれば、あたしもあたしのままでよかったんだと思える。出会い方は、ちょっと変わった出会い方や始まり方だったけど、でもだからこそ慧さんと今あたしはこうやって一緒にいれるのかもしれない。「だから。いつか。きっとあいつからそういう自分の弱いところも君に見せる日が来ると思うから、その時まで待っててやってくれないかな?」「はい」「で。その時が来たら、君のペースでいいから、ちゃんと慧と向き合って、あいつと向き合ってやってほしい」「わかりました」多分、その時が来たら、あたしは今のままで慧さんと向き合うだけだ。取り繕った言葉や表情とか行動とか、そういうのはきっと必要ないから。自然な今の自分で、その時の慧さんを受け止めたいって、そう思う。「まぁ、オレ的にはその記事で、今更慧が瑞希とのこと言われるのはちょっと癪なんだけどね」「あっ、そうですよね」「っていうかオレも瑞希を傷つけるやつは誰であっても絶対許さないから」本村さんは、隣に瑞希さんがいるにも関わらず、堂々と男らしくそう宣言する。「柾弥……」そして隣でそんな本村さんの言葉に感動して嬉しそうにしている藤代さん。「まぁ、その辺りも含めて、このまにしておくつもりはないから。瑞希も安心してたらいいよ。ちゃんとオレが守ってやるから」隣の藤代さんに優しく微笑みながら、男らしいそんな胸ときめく言葉をかける本村さん。本村さんホントに藤代さんが好きなんだなぁ~。思わず今の告白聞いて、胸がキュンとしちゃったよ。「ありがとう。柾弥……」そして安心したかのような微笑みで本村さんに返す藤代さんを見て、やっぱり藤代さんも少なからず不安はあったんだろうなと感じる。きっと今の藤代さんを見れば、本村さんを好きなのはどう見たって間違いないし、そんな人がいるのに違う人と熱愛してい

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    「なら、もしかしたら君は慧の力になれるかもしれないね」「あたしが慧さんの力になれることなんてあるんでしょうか……?」「うん。ただ、この先、慧のどんなことを知っても幻滅せず、あいつ自身を信じて見てやってほしいってことはお願いしたいかな」「はい。約束します」「でも、無理なら君が無理することないからね。だけど、君なら慧を救ってやれるんじゃないかって、オレは思ってる」「あたしが慧さんを……?」「多分。まだあいつ、自分の一番弱いところ、君にはまだ見せてないんじゃない?」「はい……。慧さんは、そういうところ、まだ見せてくれないです……」やっぱりそうなんだ。やっぱりそういう部分を抱えているんだ。「あたしはまだそこまで信頼されてないってことでしょうか……」多分、その弱いところを、本村さんも藤代さんも知っている。だけど、あたしはまだ教えてくれないし、見せてもくれていない。それは、そういうことなのだろうか……。「いや。多分、あいつは、怖いんだと思う」「怖い……?」「そう。君に知られて、君がそんな慧を知って離れていくのが怖いんだよ」「そんな……! あたしはそんなことで離れなんてしないです!」何を抱えてるのかはわからないけど、あたしはどんなことを知っても離れない自信がある。「うん。そうは思ってても、多分今の君との時間が幸せで、君を好きだからこそ手放したくなくて、出来るだけ君が好きでいてくれる自分であり続けたいんだと思う」「あたしの好きな慧さん……ですか?」「そう。多分、君が憧れてる神城慧でい続けたいんだよ。社長で大人で尊敬出来る男として。そして、カッコいい頼りがいある君を守れる存在としていれることを、きっとあいつ自身も望んでいるだろうから」「確かに……。あたしはそういう慧さんに憧れて好きだというのもありますけど。だけど、それだけで、カッコいい部分だけで、慧さんを好きなわけじゃないです。あたしは弱いカッコ悪い慧さんの姿も知りたいです。支えたいです」「そっか……。うん。ありがとう。君なら、きっとそう思ってくれるんじゃないかとは思ってた」「えっ……?」「慧が君を本気で好きになった時点で、君はきっと慧のそういう存在になってくれるような気がしてたから」「本村さん……」「君以外は、慧の上辺しか見てこなかったからね。だから、そうじゃない慧を知ると裏

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  • おいしい契約恋愛   104.伝えたい気持ち・知りたい気持ち⑦

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  • おいしい契約恋愛   103.伝えたい気持ち・知りたい気持ち⑥

    そんな少し複雑な想いを抱えながらいたら、気付けば部屋の前に到着していた。そして鍵を取り出し、部屋の鍵を開けて中に入ろうとしたら。「うわっ! えっ! 社長!?」ドアを開けた瞬間、玄関すぐの場所に社長が立っていて、いきなりのことで驚いてしまう。「えっ! なんで!? なんで社長がいるんですか!?」「はっ? ここオレの家だから」「あっ、そっか……。いや、それはそうなんですけど! 出張二週間って言ってたし、逆に延びるかもって言ってたから」「あぁ。今回は二週間かからず済んだから。ちょっとこっちで気になることあったから、早めに仕事切り上げてきた」「あっ、そうなんですね。なんだ。それならそう

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