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36.社長と契約②

Auteur: Aica
last update Date de publication: 2025-08-28 22:06:23

そしてその後しばらくすると、社長がお風呂から出て髪を拭きながらリビングへと戻ってくる。

「悪い。先に入らせてもらった」

「疲れ少しは取れました?」

「あぁ。てか、久々湯船浸かったわ」

「そうなんですか?」

「基本あんまり湯船入れて入ることないから。簡単にシャワーで済ますことのがほとんどだし」

「あっ、そうなんですね! すいません。あたしそうとは知らずに」

「いや。逆に久々ゆっくり浸かれて気持ちよかった。疲れも取れた気がするし」

「それならよかったです」

「たまにはいいな」

「あたし普段からゆっくり浸かりたい人で」

「あ~自分入る時は気にせずそうしてくれていいから」

「えっ、いいんですか?」

「もちろん。オレが面倒で入れないだけ。ゆっくり浸かるんなら、風呂ん中にテレビついてるからそれも観てくれていいから」

「えっ、テレビついてるんですか!? すごい!!」

「あぁ。逢沢は、なんか風呂ゆっくり楽しみたいタイプっぽいし」

「まぁどちらかといえば」

「オレはあんまりこの家早く帰れることも少ないから帰れる時間もバラバラだし、これからはオレ気にせず好きにして」

「ありがとうございます」

なんかそこ
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    「なら、もしかしたら君は慧の力になれるかもしれないね」「あたしが慧さんの力になれることなんてあるんでしょうか……?」「うん。ただ、この先、慧のどんなことを知っても幻滅せず、あいつ自身を信じて見てやってほしいってことはお願いしたいかな」「はい。約束します」「でも、無理なら君が無理することないからね。だけど、君なら慧を救ってやれるんじゃないかって、オレは思ってる」「あたしが慧さんを……?」「多分。まだあいつ、自分の一番弱いところ、君にはまだ見せてないんじゃない?」「はい……。慧さんは、そういうところ、まだ見せてくれないです……」やっぱりそうなんだ。やっぱりそういう部分を抱えているんだ。「あたしはまだそこまで信頼されてないってことでしょうか……」多分、その弱いところを、本村さんも藤代さんも知っている。だけど、あたしはまだ教えてくれないし、見せてもくれていない。それは、そういうことなのだろうか……。「いや。多分、あいつは、怖いんだと思う」「怖い……?」「そう。君に知られて、君がそんな慧を知って離れていくのが怖いんだよ」「そんな……! あたしはそんなことで離れなんてしないです!」何を抱えてるのかはわからないけど、あたしはどんなことを知っても離れない自信がある。「うん。そうは思ってても、多分今の君との時間が幸せで、君を好きだからこそ手放したくなくて、出来るだけ君が好きでいてくれる自分であり続けたいんだと思う」「あたしの好きな慧さん……ですか?」「そう。多分、君が憧れてる神城慧でい続けたいんだよ。社長で大人で尊敬出来る男として。そして、カッコいい頼りがいある君を守れる存在としていれることを、きっとあいつ自身も望んでいるだろうから」「確かに……。あたしはそういう慧さんに憧れて好きだというのもありますけど。だけど、それだけで、カッコいい部分だけで、慧さんを好きなわけじゃないです。あたしは弱いカッコ悪い慧さんの姿も知りたいです。支えたいです」「そっか……。うん。ありがとう。君なら、きっとそう思ってくれるんじゃないかとは思ってた」「えっ……?」「慧が君を本気で好きになった時点で、君はきっと慧のそういう存在になってくれるような気がしてたから」「本村さん……」「君以外は、慧の上辺しか見てこなかったからね。だから、そうじゃない慧を知ると裏

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  • おいしい契約恋愛   291.彼のために出来ること②

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  • おいしい契約恋愛   165.社長からのサプライズ②

    「あのさ」「はい」「今日夜食事に行こうか」「えっ!? どうしたんですか!? いきなり。っていうか今日お仕事そんな早く終わって大丈夫なんですか?」「あぁ。昨日全部調整したから大丈夫」「なら、行きたいです!」「うん。じゃあ、店予約しとくから、その店の場所あとで送るから直接来てもらってい?」「わかりました。嬉しいです! てか、お付き合いしてから食事行くの初めてですよね」「あぁ。そうだっけ」「はい。社長勉強のためにお店いろいろ連れて行ってくれるって言ってたんですけど、実際は社長忙しくて無理だろうなぁとは思ってたので。だから、それ憶えててもらえただけでも嬉しいです」「え? あぁ……

    last updateDernière mise à jour : 2026-03-30
  • おいしい契約恋愛   153.社長の本音①

    「逢沢。これ。オレなりにちょっとやりたい企画とかまとめてみた」部署でデスクワークをしていると、ヨッシーがそう言ってプロジェクトの資料を渡してくれる。「あっ、ありがと! 実はあたしもちょっとまとめてみたんだ!」そう言ってあたしも事前に用意していた資料をヨッシーに渡す。「おぉ。お前もこの量すごいな」「いや、だって自分の企画がカタチになるかもって思ったら、今までやりたくて温めてた想いがどんどん溢れてきちゃって」「わかる! オレもいつどんなことがあってもいいように、ずっといろんな企画考えてきてたんだよね」「うん。この資料見ればわかるよ」「まぁ新人の頃から考えてたやつも、とりあえず書き

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  • おいしい契約恋愛   147.特別な存在②

    「ただいま」「えっ? あれ? 今日も仕事で遅くなるって言ってませんでした!?」リビングのソファで、一人くつろいでいると、思ってたより早い時間に社長が帰ってきて、思わず驚いて反応する。「あぁ。その予定だったんだけど、今日はちょっと新しい仕事の打合せでずっと出先でさ。今日はキリついたから早めにもう家帰ってきた」「そうなんですね! うわー今日も遅くなると思ってたんで嬉しいです! なら、ちょっとお話出来たりしますか?」「あぁ、いいよ。今日はもう家で仕事する予定してないし」「よかった」そしてソファーに座りながら、社長が着替えて落ち着くのを待っていたら、着替えを終えて戻ってきた社長が、ソフ

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  • おいしい契約恋愛   150.特別な存在⑤

    「なんかお前いつでも全力だよな(笑)」「それがあたしの取り柄ですから!」「確かに。それなかったらお前じゃねえしな」「だから。あたし。仕事でも認めてもらえるような人間になろうと思って」「ん? それはオレにってこと?」「もちろんです。あたし。仕事でもちゃんと頑張ってる姿見てもらって、中途半端な気持ちじゃないってこと、慧さんとしても社長としても知ってもらいたいです」「んなの言わなくてもわかってるよ」「でも。あたしの仕事ぶりはまだ社長には見てもらったことないですし、会社の人間としては、まだ全然役に立ててなくて……」「そんなのお前の年齢と経験では普通だし」「だけど。あたし、ホントに社

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